さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

皇室の文庫

2010年09月18日 | アート♪
本日から公開が始まった「特別展 皇室の文庫 書陵部の名品」を拝見した。

初日であるからか?
只今ブレイク中のあの坂本龍馬が裏書きした「薩長同盟裏書」が公開されているからか?
いつもの三の丸尚蔵館にしては混雑していた。

木戸孝允のまとめた薩長同盟6箇条にそれを保証するために龍馬が
朱書きで裏書きしている「薩長同盟裏書」、
書についてはよく判らないが、文全体の配置がじつに良くて、
この人は全てにおいてバランス感覚がすぐれていたのだろうと思った。

寂恵写の「古今和歌集」もいろいろと細かく書き込みがされていて
古今集の研究や相伝の様子がうかがえて面白い。

とっても個性的なので覚えてしまった藤原定家の字体、「平兵部記」。

尾形光琳筆「後水尾天皇御画像」

遣唐使船で我が国に持ち帰られた唐時代の「勝鬘宝屈」

平安時代の琵琶譜というものも初めて拝見して面白かった。