一歩足を踏み入れた瞬間にため息がこぼれた!
同様に小さい声ではあるが「わぁ~!」「おお~♪」とか、
巨大な展示室の入り口で観客は驚きと共に感動の声をもらさずにはいられない。
展示環境改善による全面改修のため、中世ヨーロッパ美術の最高傑作を
日本に貸し出してくださったフランス国立クリュニー中世美術館に感謝!感謝!
あまりにも魅力的で美しい6面のタピスリー「貴婦人と一角獣」♪♪♪
「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」「我が唯一の望み」と人間においての不変のテーマと
「貴婦人と一角獣」というなんとなく謎めいたテーマには、だれしもときめいてしまう♪
祇園祭を観てもわかるとおり日本人は昔からタペストリー好きで、
またその価値の高さをじゅうぶん理解している。
貴婦人と一角獣や獅子のまわりを彩る自然の動物や植物の愛らしさ♪
とくにミル・フルールという野の花たちの千花模様がこのタピスリーの一番の魅力♪♪♪
もちろん長い年月をかけて退色したであろうが、地の赤と紋章や衣裳の青のコントラストもじつに美しい♪
いつまでもずう~っとこのタピスリーに囲まれていたい気分であった。
都市革命波打つビルに青葉映え