さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

お江戸の琳派と狩野派

2010年10月17日 | アート♪
我が最愛の美術館である板橋区立美術館が都に上った♪

ということで、私も追っかけ(笑)

金曜日、細見美術館で「お江戸の琳派と狩野派」を拝見した。
平成22年10月2日~23年1月16日まで3期に分けての公開である。

一番の興味は板橋区立美術館からどんな作品が展示されているのだろうか?ということであった。

展示リストがなかったので、間違っているかもしれないが…

狩野常信「四季花鳥図屏風」
狩野栄信「花鳥図」
狩野養信「群鹿図」
狩野探幽「風神雷神図屏風」
狩野章信「美人図」
清原雪信「花鳥図屏風」
融女寛好「渓流小禽図」
酒井抱一「大文字屋市兵衛図」…などであったろうか?

細見美術館蔵の琳派の作品も展示されており、また大好きな抱一の「紅梅図」にお目にかかれた。

通常、狩野派と琳派はまったく別物で描法も違うように思うが、
近代の絵師たちは作品の芸術性を高めるために、
お互いにいいとこどりや影響しあって発展していったところもあるようだ。

今回魅せられたのは、池田孤邨の「四季草花流水図屏風」だ。
光琳を意識した作品のようでなるほど~という感じ。
板橋区立美術館の時には、あまり記憶に残っていなかった狩野養信の「群鹿図」もすごく気になった。

数年前、プライスコレクションの若冲を各地おっかけ拝見した折にも感じたが、
絵画は展示される美術館によって印象がずいぶんと変わるものだ。

江戸狩野@細見美術館は、私にまたあららな魅力を与えてくれた。