さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

カエサル

2010年10月14日 | 劇♪場♪
バルコニーに灯りがともった日生劇場のビルが私は好きだ♪

昨晩「カエサル」を拝見した。

私は未だ読んではいないが、あのロングセラーの塩野七生さんの「ローマ人の物語」から
ユリウス・カエサルに焦点をあて芝居にした作品である。

カエサルを演じられたのは幸四郎さん♪
私は、幸四郎さんのミュージカルや現代演劇がことのほか好きである!
そう…歌舞伎を演じておられる時より好きかも知れない!

演出家はあまり好きではないのだが、幸四郎さんのカエサルは人間的な魅力に溢れていて実に良かった!
主な出演者たちは、キャリアのある俳優さんと演劇のジャンルが少しことなる俳優さん、
それに舞台俳優としてのキャリアがあまりない俳優さんなどで構成されているので、
しっとりと情感を味あわせてくれる方、ただただドタバタと表現される方、
科白さえとちる方とか色々で、やや全体的な統一感にかけ、少しデコボコした感じを受けたが、
それを幸四郎さんがまさに理想のリーダーのごとく、大きく包みこんでのすばらしい舞台であった。

経済・安全保障・地球環境・少子化…問題山積の日本に於いて
どれをとってもふがいない政治家のみなさんに憤る民としては、
ことのほかカエサルという大きな太陽のような人物に惹かれてしまう。

カエサルもローマの危機にルビコン川を越えて進軍した。
日本にも大ナタをふるって危機を乗り越えてくれるリーダーが必要であると思う。

「わたしが自由にした人々が
再びわたしに剣をむけることになるとしても、
そのようなことには心をわずらわせたくない。
何ものにもましてわたしが自分自身に課しているのは、
自らの考えに忠実に生きることである。
だから、他の人々も、そうあって当然と思ってる。」

寛容ある素晴らしいリーダーの下での独裁政治
リーダーなき混迷する民主政治

どちらが民にとっての真の幸福であろうか…

幸四郎さんのカエサルの言葉を聴きながらそんなことを思った。

紫野

2010年10月14日 | 今日のおやつ♪
「紫野」ときけばだれしもが額田王の歌が浮かぶ。
そしてシーンを思いめぐらしちょっとドキドキしちゃう(笑)

そう!紫色って高貴な色でもあるが、ちょっと艶めかしくてなんだかトキメク☆

私は幼稚園の頃から紫色が大好きだった。
お絵描きの時、一番最初にクレヨンの中から選ぶのはいつも紫色で、
地面でも髪でも紫色に塗っちゃうので、先生からは「変な子ども」と思われていたらしい。
私の芸術は爆発していたのに、時代が私に追い付いていなかった(笑)

今思うときっと助六の鉢巻きに一目惚れしたませた子どもだったのだろう(笑)

シオン

2010年10月14日 | 植物
キク科

ずいぶんと背の高かくなる植物。
もうだいぶ昔になるが、詩仙堂の庭に咲いていた素晴らしい風情の紫苑を今でも思い出す♪

花言葉は「君を忘れず」