さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

ハーレム・ブルース&ジャズ・バンド

2010年09月10日 | 音♪楽♪
昨晩、新宿の淀橋教会で、子ども虐待防止オレンジリボン運動支援の
ハーレム・ブルース&ジャズ・バンドの公演を拝見した。

素晴らしいキャリアを持つ世界最高齢のジャス&ブルースバンドの初来日である。
平均年齢約80歳、日本的に表現するならジャス&ブルースバンドの人間国宝たちというところであろう。

そもそもこのバンドは1973年にアル・ボルマー博士が
「ジャズ&ブルースのスピリットを後世に残す」目的で設立されたそうだ。

開演前に私の席の前にちょこんと座っておられた品の良い優しそうなおじいちゃまが
その博士で、ハーレム・ブルース&ジャズ・バンドの演奏が始まると
メンバーや曲目の紹介、演奏中の撮影や一緒にコラボレーションする日本の
アーティストたちへの心配りなど、精力的に動き回られ、
メンバーの演奏中は足でリズムを刻んでいて、心からジャズ&ブルースを愛しているのが伝わってきた。

「A列車で行こう!」「ワンダフルワールド」から始まった。

来日メンバーは

ジョイ・モラント(ボーカル&トランペット)
マイケル・フレミング(ベース)
ジョン・コクシー(ドラムス)
バーサ・ホープ(ピアノ)
フレッド・ステイトン(サックス)
パット・タンディー(ボーカル)

実に味わいのあるサックスを聴かせてくれた長身のフレッド・ステイトンはなんと95歳!
まさに「現役」というゆとりのある深い響きに感動させられた。

マイケル・フレミングのベースは凄い!
マイクとトランペットを両手に巧みに観客をのせてゆくジョイ・モラントが
私の席の横を通る際に握手をして下さった♪

アンコールはキャラバンだった。
元気をもらえたとても素敵なひとときであった♪

子ども虐待防止オレンジリボン運動の方からのお話では、
日本では今、5日に1人子どもが虐待で亡くなっているというお話にショックを受けた。

少子化対策が叫ばれているこの日本での話だ。
政府は「子供手当」の前にもっとやらなければならないことがあるのでは?

とも感じた夜でもあった。