さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

一世一代の初日♪

2009年06月03日 | さよなら歌舞伎座
六月大歌舞伎の初日が開いた。
昼の部はなんといっても片岡仁左衛門丈の一世一代
で演ずる「女殺油地獄」の河内屋与兵衛♪

十三代目が衰退していた関西歌舞伎の隆盛を願って
私財を投じて「仁左衛門歌舞伎」を旗揚げしたその第三回目公演、
昭和39年の与兵衛、当代は20歳だったそうだ。
(この公演は残念ながら拝見していない)

それから今日まで45年間、河内屋与兵衛といえば、
ずうっと片岡孝夫のちの当代の仁左衛門丈であった。

限りなく未熟で、親不孝者のわりには、親離れができていない与兵衛。
そんなエネルギーの方向性を誤った若者の心理経過を
仁左衛門丈がたっぷりとみせてくれる。

現代においては、そんな若者がますます増殖しているような気もするが、
近松がこの芝居の中で一番描きたかったのは、
悲しいまでの親子の情愛だ。


「子は親の慈悲でたち、親は子の孝でたつ」

歌六丈の徳兵衛と秀太郎丈のおさわに泣かされた。

お吉の孝太郎丈と娘お光の千之助丈と親子三代の共演。

与兵衛とのからみがある場では、千之助丈は
お祖父さまの演ずる与兵衛をしっかりと心に刻んでいるかのように
当代仁左衛門丈をしっかり見みつめておられた。





28日目

2009年06月03日 | ダイエット
大きなサイカチの木の下を通った。
見上げると葉っぱが面白い模様にみえた。

鋭いトゲトゲがある木。落葉高木。
長くねじれて垂れ下がる実にはサポニンが含まれていて
昔は石鹸として使われたそうだ。
カブトムシは樹液が好物だとか。

体重 61.3キロ
体脂肪 35.3