巴旦杏

実家から送られてきた巴旦杏。もう２０年以上も実がつかなかったのに、なぜだろうかと親も悩んでいた。たぶん暑いせい。あの場所で３０度超えなんて、それこそ信じられない。今から２０年弱の昔、猛暑でみんなが疲れ果てていた時にも、あの地だけは涼しかったのに。

そういえばあの時は、夏の前半は礼文島ですごし、後半は実家ですごしたので…どれほど暑かったのか、まったく知らなかったんだけど…。さすがに今年の夏は暑い。残暑もかなり厳しい。涼しくなるはず…が、あれっ、あれっ、あれっ。


それにしても巴旦杏はおいしい。すっぱくもないし、けっこう甘いと思うんだけど…。この果実特有の味と香りとみずみすしさがなんともいえない。食べているとしたたり落ちてくるほどの果汁がある。桃とすももの中間でいいとこどりといえばいいんだろうか。
そういえば今年は桃はならなかったのかもしれない。父が何もいっていなかった。プルーンは去年は冷害でよくできなかったけど…今年はどうなんだろうか。今年できた巴旦杏ｊも、来年なるとはいえないところが植物の植物たるゆえん。あとはキウイの行方が気になる。