花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

心粧華

2008年05月15日 | 嵯峨御流

育児でしばらくいけばなから離れている間に
嵯峨御流に新しい様式花が生まれていました。
新たな先生の元で再び稽古を始めてまもない頃
そんなことは全く知らず、また見せてもらった花(テキスト)を見て
えっ これが嵯峨御流の花!と二度びっくりしました。
それが「心粧華」

この花は、荘厳華、生花、盛花、瓶花を発展的に推し進めたもので
各々の様式の最も大切な精神や姿、形における理念を基とし、
それぞれの植物が持つ固有の生態、形状、色彩などの本質的な美しさを充分に見つめ、
それらを尊重しながら未来感覚にふさわしく新鮮な感性でいけ表します。
具体的にどんな花かと申しますと
この春開催されたいけばな展の花を参考にさせていただくと


 
嵯峨御流岡山司所80周年記念いけばな展より

 



シンプルイズベスト!ですね
しかしながらそのシンプルな一枝一花のなかに
植物自身が本来的に持つ美しさを最大限に生かしつつ
挿人の心の感性をも託すことが必要です。
簡単なようでなんとも難しい。。。

正直いってこういうお花はどうも苦手です。
花と器を与えられ、こういう風にいけてくださいと言われたら
きっとどなたにでもいけることができるのはないでしょうか。
でもそういう類の花でないこともわかって下さるでしょう

とにかくなにはともあれ挑戦してみなくては。。。
擬宝珠(ギボウシ)の葉にオルレヤを一枝
このギボウシは寒河江という品種
ギボウシの中でも大型でとても存在感のある葉です。
薫風香る五月この葉の生長する躍動感と
そよ吹く風のすがすがしさをオルレヤの託して
「祈り花」としました。

 


はあ~でもこういう花がどうなのか、
これを見てみなさんがどう感じてくださるだろうか
私自身もよくわかりませんし、いけながらも???が何個も飛び交いました。
そんな気持ちが短い方のギボウシの葉
ちょっと傾いている葉に私の気持ちが託されてしまったようで
あとでこの写真を見ながらひとり苦笑
加村先生の器に助けられてますね^^


お店のほうには庭に植えているコバノズイナがまさしくいけどき!になったので
これを用いて瓶花をいけました。




コバノスイナ
ジャーマンアイリス
アマドコロ
古木


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2 コメント

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Unknown (sachiko)
2008-05-16 10:08:34
コバノズイナ、私も大好きで3本地植えにしてあります。
雑誌で寄せ植えに使ってあるのを見て、欲しくて探したけど見つからず…
偶然犬の散歩のコースを変えたら知り合いのお宅にぶつかって、お喋りしてたら見つけたんです、このズイナを~

一枝いただいて挿し木したのが大きくなって最近はちょっと透かしてやるほどです。

この生け花、枝の姿も伸びやかで清々しい~
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Unknown (ローズYUKI)
2008-05-17 14:29:48
sachikoさん こんにちは
うちも自宅、サブ、鉢と三本あります。
秋の紅葉も綺麗でしょう
お気に入りの樹です
ただひこばえが。。。
いっしょに植えているクリスマスローズと
地中の場所取り合戦が熾烈(泣)
ズイナのほうを引き抜いてます。
地植え3本。。。
そのうちちょっとコマッタことになってしまうかも。。。

sachikoさんもがんがん切って生けてやってくださいな
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