本格的な秋の訪れとともに、待ちわびた彼岸花の咲く時期となりました。数ある彼岸花の名所から、
まずは程近くの、岐阜市北野にある「大智寺」へ行って来ました。
彼岸花は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、日本では北海道から琉球列島まで見られ、日本
での自生ではなく、中国から帰化したものと考えられています。
不吉であると忌み嫌われることもありますが、季節となると人を引き付けるその美しさは、表現できな
い様な不思議で特殊な魅力があります。
< 岐阜市北野 ・ 雲黄山 大智寺 / 2014.9.19 >
「大智寺(だいちじ)」は、岐阜県岐阜市北野にある臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は雲黄山、本尊
は釈迦如来。開創は明応9年(1500)で、開山始祖は岐阜瑞龍寺悟渓和尚八哲の一人である玉浦
宗眠。
この寺の境内には、樹齢700年を越す「大ヒノキ」があり、近くにある本堂古瓦を使用した「瓦土塀(
信長塀)」にも近年注目されています。また、地方にあっては珍しく「勅使門」を構えるなど、まさに名
刹に相応しい心惹かれる寺院です。