兵庫県地区古寺・名刹めぐりその3として、西国三十三所観音霊場の番外札所「花山院」と、第25番札所「清水寺」の2ヶ寺を採り上げます。
* ↑(4件) 西国三十三所観音霊場番外札所 「花山院」
「花山院(かざんいん)」は、兵庫県三田市にある真言宗花山院派本山の寺院で、山号は東光山、本尊は薬師瑠璃光如来。白雉2年(651)の創建で、開基は法道仙人。
この寺は、西国札所の再興の祖とされる花山法皇の隠棲地で、西国観音札所では別格の存在。
ここのご住職は誠に厳格、ご熱心なご性格で、現にこの日の納経時にも「先達の心得とは」・・・など有り難いお説教を一方的にいただきました。
お参りももなかなか気を緩められません。
* ↑(4件) 西国三十三所観音霊場第25番札所 「清水寺」
「清水寺(きよみずでら)」は、兵庫県加東市にある天台宗の寺院で、山号は御嶽山、本尊は十一面千手観世音菩薩。推古天皇35年(627)の創建で、開基は法道仙人。京都の清水寺と区別して播州清水寺とも称されます。
この寺は御嶽山の頂上近く標高550mを超す地点にあり、かっては西国巡礼難所の一つ。山上の自然は豊かで四季を通し花に恵まれ、これもご利益と言うべきでしょうか。
毎年発行の散華(デザイン募集)をいただくのが、また参拝の楽しみ。