穴銭格闘記

趣味の古銭収集を中心に

2009-02-17 20:34:19 | Weblog
貼金貝(ていきんばい)
無文銅貝が貨幣として量産された2番目?かな
石や骨を削るのも面倒
まして 同じ形にしないと貨幣の意味を持たない
経済が発展すると 均一が要求される
そこで 銅で作った貝が誕生!!!
しかし 古銭屋では 銅貝はよく見かける
そこで 貼金貝
これは 銅貝に金箔を貼り付けたもの
何時の時代も 金は宝物
しかし ある意味 イミテーション
これが 埋葬品か貨幣として作られたなかな?
まあ 綺麗からいいか!!!

仿貝

2009-02-16 20:29:00 | Weblog
さて
幕末はネタ切れ!
本来の古銭穴銭の本道へ
歯貝が貨幣の代わりとして使われたと教科書に書いてあったような
しかし 貝では 芸が無さ過ぎる
そこで 模擬貝 これは貨幣らしく見える!
殷代AC1600頃に使用されていた お金!
しかし 古銭店で案外良く見かける
今作っても そう変らん物が作れそう
しかし 考古学の見地で言うと
遺跡等から 発掘されており 
その信憑性は高い!!
これが 人間の手で最初に通貨を目的に加工された物
つまり 貨幣の祖先と思う。

仙台通宝

2009-02-15 16:18:50 | Weblog
撫肩銭
仙台藩内通用と言う名目で鋳造したが
江戸では寛永鉄銭に混ぜて使われたそうだ
江戸時代の江戸の米は殆ど仙台から運び込まれており
仙台ー江戸の海運は盛んであった。
寛永通宝の鉄銭の差に混ぜることによって
藩の財政を助けたのであろう。
この四角の角を撫肩にした形は独特であり
愛嬌があると思う
楽しい一孔である。

文久永宝 深字降久

2009-02-14 16:29:22 | Weblog
今日古銭催しがあり 行ってきた
旧年来の古銭商に顔を出し
「なんかある?」
後ろから ごそごそと手提げ袋が出てくる。
昨日 某氏が来て色々買って行きましたよ と
めぼしいものは抜かれたと思い
方向転換 一番苦手なこの幕末あたりの銭へ
そういえば 深字降久は持っていなかった と思い
手を伸ばす
サイフが空に!!!!!
催しに来るとつい買わずにおこうと思いつつ
義理で買ってしまう
まあ そのお陰で 色々集まるわけだが・・・。
また 給料日まで 頑張らなくては・・・。

天保通宝 本座

2009-02-13 22:31:56 | Weblog
本座の細郭母銭と錫母の贋物
どうだ!
ははは 空しい響き
この錫もかなり高価で購入!
しかし 結果は・・・・。
今宵の酔いに良く似ている
お金は払ったが・・・。
文句も言えず ずるずると・・・。
酔った見かけと腹の中は煮えくり返り
また来るわと お世辞まで言って帰る
電車の中 吐き気がする。
しかし 購入ルートは大切
贋作の嵐を 見たことがある
一品二品は諦めて・・・。
前進するのみ。!!!!

天保通宝 萩藩鋳

2009-02-12 20:50:04 | Weblog
萩藩の曳尾 方字と呼ばれている天保銭
これも 日本を変える立役者???
単に借金返済に・・・・。
いずれにしても チャッチイ!!!
天保銭の収集において
本座は立派で 藩鋳もしくは密鋳銭は全て小さく軽い!
大きくて 綺麗なものは安く いくらでもある
汚くて 軽く 作りが悪いものが 高い?
何故?
これぞ 古銭穴銭の妙味!
人気があれば 希少価値
無ければ 単なる安物、偽者
本当に 生き物 相場の様を呈している
果たしてこれが正しいのか?

天保通宝 水戸藩鋳

2009-02-11 09:16:20 | Weblog
天保通宝の藩鋳銭
これも 幕末
水戸藩は 幕末に政治舞台で活躍した
政治の表舞台に居ると何時の時代も金が要る。
水戸藩はこの天保銭以外にも四文銭も鋳造している
流通させたのは 水戸ではなく 江戸市中
今で言う政府発行札に若干似ている???
いずれにしろ 金座支配の本銭とは違い
小さく 軽く 出来が悪い。
結果は 悪銭はインフレを起こし
庶民にしわ寄せされる。
今も 昔も 施政者は庶民を考えず
己の理想のために 何でもやらかす。
まあ コレクターにとっては 楽しい一孔だが・・・。


仿鋳鉄銭

2009-02-10 22:26:06 | Weblog
仿鋳鉄銭 文銭細字無背の写し
なかなか のお気に入りの一孔
幕末銭は面白い!
綺麗であるし 鉄の扱いに慣れた感じがする
やはり東北 仙台方面の代物かと思うが・・・・?
しかし ここまで幕末銭をすると
ネタが無くなる
もちろん私の得意分野ではないが
ブログの最初に手にしたのが
悲しいかな 幕末期の銭だった流れでつい
こんな調子で穴銭を集めるものだから
収集が着かない
悲しい限りだが これもなかなか
本人は気に入っている。

踏潰四文銭

2009-02-09 21:22:30 | Weblog
最近綺麗な踏潰をよく目にする。
いつも 疑問に思うが
所詮密鋳銭! こんなに綺麗な訳が無い!
専門の鋳銭技術のある人間が作った訳でもないのに
よくも こんなに綺麗に出来たものだと
この銭が 高く取引されるのも 解せない。
銭には銭の品位がある
和銅開珍などの皇朝銭を筆頭に
品格や位があるように思う
それから 言えば
下の下。誰が作ったかすら判らない氏素性の怪しい下郎
尚且つ作りも良くない。
しかし 味のある一孔である。
写し銭であるから もっと種類もあり兄弟も多いだろうが
正規(幕府認可)でない限り そんなに大きな鋳造が行われていないはず
世の中から 見ればごくごくわずかなものだろう。
希少性だけは 高い。

加護山銭

2009-02-08 09:55:43 | Weblog
秋田加護山細字嵌郭と言われている。もちろん幕末密鋳銭である。
郭に新たな枠を嵌め込んでいるのでそう呼ばれている。
当時 鉄銭花盛りの中 銅銭を まして一文銭を吹くとは
よほど裕福?だったのか?
仙台通宝の鉄銭の美しさとこの銅銭の素朴さ
宮城側の砂鉄文化と秋田側の銅山文化の違いをこの一孔が物語る。
もともと文銭の細字の通用銭を写したが 素朴さの中に愛嬌がある。
高いものではないが 最近雑銭からは見れなくなった。