疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

2008年おやじキャンプ(2)

2008年07月01日 | アウトドア
キャンプ場に戻った我々は、宴会に向けて黙々と準備を始めた。
Fさんはテント内外のセッティング、焼き番Sさんはコンロ回り、自分は食べ物の下ごしらえ。

6個のホタテは貝ベラで剥いてから、貝柱と貝ひもに分け、刺し身用と焼き用の2種類を用意。
鯵は3枚におろしてから刺し身にし、カツオ、ホタテと刺し身3種にする。
薬味はみょうがとアサツキ

鯛は既に3枚になっているので、しゃぶしゃぶ用に薄く切る。
頭は出汁をとるため、お湯をかけて鱗を丁寧に取り除く。

一通り出来たところで、バーベキューコンロの炭もちょうどいい具合に白くなっている。
(炭の黒い部分が多い状態で焼き物すると、炭から出るすすで焼き物が汚くなる)
席に揃う前、クーラーボックスからビールを取り出そうとすると、目に入ったのは「ウコンの力」。
最近呑む前に飲むこと多いよなー。
せっかく買ったものなので、3人でこの甘い液体をゴクリと飲んでから、ビールを取り出す。
この乾杯の瞬間は去年の9月から待ってたよ。

肉は炎の料理人Sさん担当。
栃木牛はレアで焼いてわさび醤油で頂く。
最初からうまいと分かっていて、やっぱりうまいのよ。
牛肉はもうひとつひれ肉も用意したのだが、今回はこのひれ肉の評価が高かった。
脂は少ないのに、とにかく柔らかい。
やっぱり高い肉はうまいや。

我々のしゃぶしゃぶは、ちょっと普通と違う。
たれはポン酢でもごまだれでもない、うどんつゆ。
関西の白いつゆを使うのだが、これは豚しゃぶでも鯛しゃぶでもどちらも合う。
また今回隠し技がしゃぶしゃぶにレタス。
煮えて、しなっとなったレタスだが、しゃきしゃきの歯ごたえは残っている。こいつがうどんつゆに抜群に合う。
レタス1玉買ったのだが、3人で全部食べてしまった。

まったくノーマークだったのがとうもろこし。
Sさんがなんとなく買って、なんとなく焼いていたのだが、実は焼きとうもろこしは期待していなかった。
皮を剥かずそのまま炭火で焼いていたのだが、それがミソだった。
Sさんに勧められるままに食べてみたのだが、甘いっ。
とうもろこしというのは本来甘いものだが、通常茹て食べると、茹で汁に甘みが流れてしまう。
そのため塩を入れて甘みを強調したりする。
Sさんが皮付きのまま焼いたのは、皮による蒸し効果を狙ったもの。これで甘みが逃げることなくしっかり蒸し焼きになる。

話は脇道に逸れるが、青森県に「獄きみ(ダケキミ)」というブランドのとうもろこしがある。
これはものすごく甘い。へたなフルーツよりも甘い。
とうもろこしの中では最高だと思うのだが、嶽きみを思い出した。

閑話休題
この日用意された芋焼酎は
・旭萬年白
・千亀女
・鬼火
・宝山紅東
中でも旭萬年は評判良かった。
自分は白麹より黒麹の焼酎を好むのだが、旭萬年は白麹がうまい。
旭萬年はSさんが近所の酒屋で仕入れてきたらしいのだが、そこは常時置いてあるらしい。
よく聞いてみると、ほかにも不二才や黒石岳なんかも常時あるらしい。決してプレミア価格ではなく定価で。
一時超有名で入手困難だった西酒造の焼酎も時期によってはいろんなのが並んでいるという。
今回その中から宝山紅東を持ってきてくれた。
自分なら定価で仕入れたものをオークションで売っちゃうかもね。

長くなったので続きは(3)へ