今日は本の紹介です。
「水木しげるの遠野物語」 小学館
水木しげる著 原作:柳田國男
2010年2月3日初版
この作品は、故柳田國男の岩手県遠野地方に伝わる口承民話
『遠野物語』を、水木しげる(水木プロ)がコミック化し、
小学館発行の雑誌「ビッグコミック」に2008年~2009年に
連載されたものです。
さすがに88歳の水木氏自身は描かれていないと思いますが?
あの水木漫画独特の絵・世界が「遠野物語」の妖しい世界観を
分かりやすく伝えてくれています。
全編119話ですが…
しっかりした起承転結がある話の方が少なく、
数コマで終わってしまうような短い話もあり、
??な話も多いのですが、そこがまた、
何とも言えない不思議な味わいがあります。
漫画以外にも「遠野の風景」というコラムも興味深く、
きっと何度も読んでも飽きないような、
どこから読んでも楽しめるような感じがあります。
今年は「遠野物語」発刊から100年になるとのことで、
いろいろなイベントが計画されているようです。
この本を読んでいたら~ふらっと、遠野に行きたくなりました
遠野物語の解説→
遠野物語(とおのものがたり) [ 日本大百科全書(小学館) ]
柳田国男(やなぎたくにお)の著書。1909年(明治42)に、
柳田国男が、遠野の住人であった佐々木喜善(きぜん)から
聞いた話をまとめ、翌10年6月に公刊した書物で、日本民俗学史上、
『後狩詞記(のちのかりことばのき)』『石神問答』と並ぶ古典と
されている。現在の岩手県遠野市に伝わる昔話、伝説、世間話を
集めた豊富な内容は、江戸時代から明治を経た山間部に住む人々の
日常生活を具体的に物語っている。柳田は『遠野物語』について
「此(この)書を外国に在(あ)る人々に呈す」
「之(これ)を語りて平地人を戦慄(せんりつ)せしめよ」と
冒頭で記しており、日本文化のなかにおける山人の存在や、
山と平地の文化交流を軸にして、民俗文化を把握しようと考えていた。
公刊当時の反響は弱かったが、現在では幅広い読者層を得て読まれている。
[ 以上解説はyahoo!百科事典より 執筆者:宮田 登 ]
「水木しげるの遠野物語」 小学館
水木しげる著 原作:柳田國男
2010年2月3日初版
この作品は、故柳田國男の岩手県遠野地方に伝わる口承民話
『遠野物語』を、水木しげる(水木プロ)がコミック化し、
小学館発行の雑誌「ビッグコミック」に2008年~2009年に
連載されたものです。
さすがに88歳の水木氏自身は描かれていないと思いますが?
あの水木漫画独特の絵・世界が「遠野物語」の妖しい世界観を
分かりやすく伝えてくれています。
全編119話ですが…
しっかりした起承転結がある話の方が少なく、
数コマで終わってしまうような短い話もあり、
??な話も多いのですが、そこがまた、
何とも言えない不思議な味わいがあります。
漫画以外にも「遠野の風景」というコラムも興味深く、
きっと何度も読んでも飽きないような、
どこから読んでも楽しめるような感じがあります。
今年は「遠野物語」発刊から100年になるとのことで、
いろいろなイベントが計画されているようです。
この本を読んでいたら~ふらっと、遠野に行きたくなりました
遠野物語の解説→
遠野物語(とおのものがたり) [ 日本大百科全書(小学館) ]
柳田国男(やなぎたくにお)の著書。1909年(明治42)に、
柳田国男が、遠野の住人であった佐々木喜善(きぜん)から
聞いた話をまとめ、翌10年6月に公刊した書物で、日本民俗学史上、
『後狩詞記(のちのかりことばのき)』『石神問答』と並ぶ古典と
されている。現在の岩手県遠野市に伝わる昔話、伝説、世間話を
集めた豊富な内容は、江戸時代から明治を経た山間部に住む人々の
日常生活を具体的に物語っている。柳田は『遠野物語』について
「此(この)書を外国に在(あ)る人々に呈す」
「之(これ)を語りて平地人を戦慄(せんりつ)せしめよ」と
冒頭で記しており、日本文化のなかにおける山人の存在や、
山と平地の文化交流を軸にして、民俗文化を把握しようと考えていた。
公刊当時の反響は弱かったが、現在では幅広い読者層を得て読まれている。
[ 以上解説はyahoo!百科事典より 執筆者:宮田 登 ]