今日のお題は「主語の明確化」
初級テキスト 5P「手話の基本文法④ 格の決定
部屋に入って行くと 白板に何やら難しそうな単語が並んでいる
思わず身構えてしまう!(笑)
講師曰く「指差しや役割の切り替えが大事であ〜る!」
では、実践
先ず単語のお勉強をしましょう
〝悲しい、苦しい、心配、元気、出来る、夢中、
大変、おなかが空く、気をつける、
風邪をひく〟
手話の成り立ちも交えた脱線話がたいへん面白い
ひとつの単語のバリエーションがいくつかあることも手話言語の深さだろうか
などと考える
単語を確認したところで「悲しんでいる○○さん」
「○○さんは元気です!」「一日中おなかを空かせている○○さん」
などの例文をみんなで表現してみる
なるほど「指差し」とはこのことか
聾者の世界では相手を指差すことは失礼なことではなく、
必要な動作なのだ、と言う
健聴者は「相手を指差してはイケマセン!」
と育てられて来たが、手話の世界では
指差しがなければ伝わらない…との説明に納得。
しかも表情豊かに伝えましょう
フムフム
「役割の切り替え」とは何ぞや?と思っていたら、
落語が出て来た! 「??」
曰く、「落語家は座布団に座ったまま 一人で二役をさりげなく表現するよね!」
確かに左右に身体を捻って
「ね〜ね〜、とらさん!」「何だい、はっつあん!」
ってやってますね
要するに、この落語の要領で位置関係を意識して
表現することが手話表現では大事なので〜す、
との解説。
これも「なるほど!」と納得
では、白板に書き記した次の会話を
「○○さん、前に出て来てやって見て!」(かなり強引なり、笑)
母「テスト、どうだった?」
↓ ↓ ↓
子「出来たよ!」 「普通」 「ダメだった!」
↓ ↓ ↓
母「返ってくるの楽しみだネ!」 「そう!」 「勉強、ガンバって!」
同じ文章でも演技力(?)のある人の表現は確かに分かり易い。
聴覚障害者は、バリエーションを付けて
更に面白く表現してくれて勉強になる。
このブログを見ている皆さんは
この会話をどの様に表現しますか
講師 曰く
「手話は厚かまくなければ上手くならないよ!」
確かに、手話は人前で普段はやらない
身振りや手振りで意志を表現する訳だから
口元でモゾモゾとつぶやく様な表現では通じないのだ!
とあらためて教えられる
さて、小心者の小生は
先輩達の様な〝演技力〟を身に付けられるのか?
としばし思い悩んだ次第である。
Mac、頑張らなくっちゃ〜! 笑
Mac