SPECTACLE DIARY

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モノビジョン(老眼治療)

2011年12月07日 10時53分26秒 | 眼病知識

昨今「老眼治療」と言う名の下で行われているモノビジョン法。

主にレーシック、コンタクトレンズにより、行う矯正です。

眼鏡にて処方する場合もあります。

モノビジョンとは左右眼を遠方・近方に振り分けて見る方法。

理論上は遠方~近方まで見えるようになります。

先日ご来店頂いたお客様もモノビジョンレーシック手術を受けていました。

術後、肩こりがひどくなったとの訴えです。

  

(例)

右眼 遠方視(S±0.00D=焦点距離∞)

左眼 近方視(S-2.50D=焦点距離40cm)

明視域 ∞~40cm

  

一見すと素晴らしい矯正方法、しかしデメリットもあります。

それは、両眼視を全く無視した矯正方法だと言う事。

特に意図的(人工的)にモノビジョンにて矯正した場合にデメリットを感じ易くなります。

遠近感や立体感の低下、日常的に感じる違和感、全身に出る症状(肩こり)等々。

例えるなら「腰の痛みは取れますが肩こりにはなります」と言った具合に。

そもそも人間は両眼で物を見る様に設計されています。

今まで両眼で物を見ていた生活がある日突然、片眼づつ見る生活に変化するのです。

中には性格に変化が表れてしまう方もいらっしゃいます。

単純に考えても違和感が出ると思いませんか?

私も検査を通じて「モノビジョンの様な矯正度数に合わさざるを得ない」場合があります。

これは左右の度数差があまりにも大きい為、不当像視を考慮した上での事です。

「老眼治療」この魅力的な言葉の裏に、デメリットがある事も理解すべきだと思います。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
本日は、お邪魔致しました。 (R-baachan)
2011-12-09 23:29:47
本日は、お邪魔致しました。
久しぶりにお目にかかり、
スタッフ皆様の
温かいお気持に触れさせて頂き、
また、「見えていると思うよ」と
うれしい言葉も頂き、
これで元気に年末年始を過ごせそうです。

まだまだこれから先、いかなる試練が・・・と
不安、心配は尽きませんが、
いつか孫っちRと眼と眼でアイコンタクトが
とれる日が来る!と信じ
明るく、笑顔で過ごせる強さを持って
前向きに新しい年を迎えたいと思います。

一年間、本当に温かく見守り励まして頂き
ありがとうございました。

感謝の言葉では尽くせない気持です。
スタッフの皆様にもよろしくお伝え下さい。

この場をおかりして申し訳ございませんが
心よりのお礼とさせて頂きます。
来年もよろしくお願い致します<(_ _)>
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R-baachan様 (近大店)
2011-12-12 10:48:05
R-baachan様
  
先日は寒い中ご来店頂きありがとうございます。
この1年間、Rちゃんの力強い成長をご家族様と共に実感できたこと、心より嬉しく思います。
Rちゃんの「見える」に確信を持てるまで、私達は全力でサポートして行ます。
来年もよろしくお願い致します。
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