西京極 紫の館

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戦国武将のお宅訪問 52 - 尚巴志 / 首里城 -

2019年11月19日 21時45分43秒 | お城探訪
先月末10/31から翌11/1にかけて首里城で大規模な火災が発生。平成になって再建された正殿・北殿・南殿が焼失してしまった。サンガのアウェイ遠征で予定していた沖縄入りを一週間後に控えた時である。原因は漏電っぽいが、正式な調査はまだ継続中。火災現場である正殿エリアは未だ立ち入り禁止で見学不可だが、周辺施設だけでも観ようと足を運んだ。

先に見学した中城城跡からタクシーで20分ほど移動。沖縄都市モノレール(通称・ゆいレール)の浦添前田駅に到着。今年の春に延伸されたという真新しい駅からモノレールに乗って3つ先の首里駅へ。このモノレール、切符にQRコードが印字されていて、これで改札を通るのです。切符を入れる口がなくって自動検札機の前でちょっとオタオタしてしまいました(苦笑)
QRコードの切符
 ゆいレール
首里駅に着くと当然の如く首里城公園への案内があり、それに従って5分ほど歩くと鳥堀という場所に設けられた入口に着きます。

門が半ば閉められていましたが、進入禁止にはなっていなかったので「行けるかな?」と思い入ってみました。長い緩やかな上り坂を登り切った所で警備員さんが立っていて「この先へは行けません。県道沿いのコースに迂回して下さい」と言われた。

ここは素直に来た道を引き返し、県道29号線沿いの道を進む。

県道沿いの道を歩いていると龍潭(りゅうたん)と呼ばれるお濠というか大きな池があり、その向こう岸に首里城が見える。

その壮麗な石垣の上には火災で焼けて骨組みだけになった正殿が…。ああ無残。

龍潭を回り込むようにしてようやく首里城公園の入口に到着。

こちらが正式な入口で沖縄返還や海洋博のシンボルとして有名な守礼門があります。守礼門をくぐる前にその手前の総合案内所へ立ち寄り、設置されていた募金箱に千円を入れてきました。少額ではありますが、一日も早い復旧の足しにしてもらえれば。
 首里城公園案内板

 守礼門
守礼門は沖縄独特の瓦で葺かれ、柱は中国文化の流れを汲む琉球王朝らしい朱塗り。この門はアメリカ占領下の1958年に復元されたもの。門の上に書かれた「守禮之邦」は「琉球は礼節を重んじる国である」という意味だそう。なるほど。

守礼門をくぐってすぐ右手にある石の門。

これが世界遺産に指定されている園比屋武御嶽(そのひゃんうたき)石門。古びてはいますが、琉球の歴史を感じさせてくれる首里城では数少ない現存建造物です。

その先へ進むと巨大な城壁と巨大な櫓を備えたアーチ門があります。

首里城の大手門にあたる歓會門(かんかいもん)です。
本来ならこの門から正殿エリアにいくのですが、当然閉じられています(涙)

歓會門の左手を行くと、沖縄のグスク特有のエッジの効いた石垣の彼方に正殿が見えます。
さらに進むと久慶門。
久慶門
ここも立ち入り禁止区域になっていて近づく事も出来ず。解ってはいたけれど、アッチも入っちゃダメ、コッチも入っちゃダメで悲しくなってしまいました。

仕方なく城の周辺文化財を見学。

まず琉球を統一した王・尚巴志が沖縄臨済宗の本山として建てた円覚寺跡。裏手に回ると寺のお庭の跡も観られました。
 円覚寺の庭

円覚寺の向かいにあるのが石の橋の架かった弁財天堂。

ここは有名な撮影スポットらしく観光客が大勢写真撮ってました。

京都へ帰ってからハンドブックを読み返して世界遺産でかつ国宝にもしていされていた玉陵を観忘れたのが悔やまれます。でも明治まで続いた琉球王朝文化の一端に触れる事は出来た気はしました。何度も言いますが、焼失した首里城が一日でも早く元の形に戻りますよう、心より願っております。
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戦国武将の御宅拝見51 - 護佐丸盛春 / 中城城 -

2019年11月17日 23時09分16秒 | お城探訪
サンガのアウェイ遠征琉球戦の翌日、沖縄のお城(グスク)跡を見学に行きました。

沖縄へは以前仕事で訪れたことはありますが観光する時間的余裕はなかったので、お城を見学するのは初めて。宿泊していたホテルからタクシーで20分ほどで付設の駐車場へ到着。この中城(なかぐすく)城は屋宜(やぎ)港から2kmほど離れた標高160mの丘陵にある。タクシーがこの丘陵を登って行く途中で運転手さんが「あそこに見えるのが中城城ですよ」と示したところに巨大な石垣が見えました。「こりゃすごい!」というのが僕の正直な感想。本土のお城とはスケールというか迫力が違う。
城というより“要塞”

タクシーを降りると、入場料400円を支払い無料の専用カート(上記写真)に乗って城の正門前まで送ってもらう。標高160mというと大した高さではなさそうに思われるかもしれませんが、実際登ってみると四方を展望出来て山の頂上に来たって感じます。
正門前
カートを降り、徒歩で岩がゴロゴロしている道を進むと、右手に順路を示す看板があります。鍛冶屋跡(カンジャーガマ)です。
 カンジャーガマの前の広場
 広場から太平洋を望む
カンジャーガマは中城城を築いた按司・護佐丸盛春(ごさまる もりはる)が武具を製造する釜があった場所と言われています。デカい竈の様な石組みが残されています。
カンジャーガマ

カンジャーガマから左に行くと階段があり、そこが正門。
中城城正門
左右に聳える石の壁の先へ来訪者を誘います。その先のエリアが西の廓(くるわ)。
西の廓

中城城は14世紀後半頃に築かれたといわれていますから、本土の城より200年ほど古いという事になります。それなのに、こんなにしっかりと石垣が遺っているなんて本当に凄い。感動です。
 南の廓にあった雨乞いの御嶽(うたき)

南の廓からアーチ型の石門をくぐり、正殿(本土の城の本丸にあたる場所)のある一の廓へ。
 一の廓に続く石の門
現在一の廓の石垣は分解され組み直しの作業中で、石のひとつひとつにナンバリングされ整然と並べられていました。世界遺産の改修作業って大変ですね。
 改修作業中の一の廓
 一の廓から見た絶景
 一の廓 正殿跡
当然、建物としての正殿は残っていません。沖縄の城跡はすべて太平洋戦争の際、空襲で焼失しています。それでもこれだけ立派な石垣が遺っているという奇跡。もう二度と戦争はゴメンだ。この城跡を見て、心からそう思いました。

またアーチ型の石門をくぐると、次のエリアは二の廓です。
 二の廓へ続く石門
 二の廓
二の廓も広い草原になっていてその一画には戦没者を慰霊する石碑が立っていました。南無…

二の廓から順路に沿って左に行くと北の廓。そこにはウフガーと呼ばれる井戸があります。

写真左:北の廓                              写真右:大井戸(ウフガー)
ウフガーに続く石段を下りていくとそこにはまだ水が溜まっていました。どことなく神秘的な雰囲気もあり、怖くて写真を撮れませんでした。何か霊的なモノが写ってたりしたら怖いじゃないですか!(^^;)ソレくらい神聖な感じがしたってコトです。ハイ。

その北の廓を抜けると広大な芝生の広場が広がるエリアに出ます。ここが中城城の最後のビューポイントである裏門です。冒頭の写真もここから見た三の廓の石垣です。その壮大さ、勇壮さと、緩やかで優美なカーブを描く沖縄の城(グスク)独特の石垣は圧巻。
 裏門側から見た三の廓の新城(ミーグスク)
 同じく三の廓の新城
この三の廓の新城(ミーグスク)は最も進んだ石積み技法である“あいかた積み(亀甲乱れ積み)”で築かれているのだそう。このカーブ…表現力がすごい。すご過ぎる!

中城城の城主・護佐丸盛春は琉球王国の忠臣で、その中心であった首里城を守る為にこの城を築いたと言われています。つまり中城城と首里城は一心同体、セットのようなものなのです。なのでこの後は当然首里城を見学します。(首里城の見学レポートはまた明日以降に!)

中城城跡を堪能した後、歩いて数分の所にある国指定重要文化財の中村家住宅も見学してきました。

ここは約280年前の沖縄住居建築の特色をすべて備えた建物で、沖縄本島でこれだけ当時のまま残っているのは極めて珍しく、貴重なのだそう。
 中村家住宅 母屋
見学するには中城城跡より高い500円が必要ですが、見学し終わった後、冷たいお茶と黒糖ゼリーのサービスがありました。美味しゅうございました。最後の締め写真は中村家住宅母屋の屋根に鎮座していた守り神シーサーです♪
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11/16 第41節 ジェフユナイテッド千葉戦 (京都・たけびしスタジアム京都)

2019年11月16日 23時35分20秒 | サンガ観戦レポート2019
イベント写真ご提供:大旗メンバーOさん
ラスト西京極は目標の有無が勝負を決めた

最後の西京極ホームゲームである。

1994年当時、京都初のプロスポーツクラブとして誕生した京都パープルサンガ。京都市民の一人として応援したいという気持ちで通い始めてもう25年――四半世紀である。楽しかった事より、悔しい思い出の方が多い西京極ではあるけれど、ここで多くの友人と出会い、共に喜び、共に泣いた場所だ。その西京極でのサンガホームゲームは今日が当面最後となる。(来年改修され、再来年にはまたホームゲームが開催されるらしいが…)

そのラストゲームの対戦相手は、奇しくもJ昇格して初めてのホーム西京極で対戦したのと同じジェフである。ジェフは現在16位。昇格も降格もない位置にいる。ただ今季で引退を表明している佐藤勇人はサンガにも在籍していた。ここ西京極で勝ちたいというモチベーションはあるだろう。だが、ウチはPO進出がかかっているので、それ以上に勝ちたい。勇人には悪いが花を持たせる訳にはいきません。
ラストとなり賑わうサンガスクエア
今日、我々大旗部隊には大きなイベントが予定されている。ピッチ内に入って旗の掲揚と、選手の入場を出迎えるというイベントだ。いつもより一時間ほど早くスタジアム入りし、クラブ担当者立ち合いの上で綿密なリハーサルを実施。立ち位置の確認を行った。あ~緊張するわ~(苦笑)

【サンガのスタメン】
 GK: 清水
 DF: 福岡、上夷、闘莉王、黒木
 MF: 仙頭、庄司、金久保、小屋松
 FW: 宮吉、一美
SUB: 加藤、安藤、牟田、モッタ、ジュニーニョ、藤本、エスクデロ競飛王

スタメンは前節と同じくミヤと一美の2トップ。ベンチには安チャンが復帰している。前節“ジョーカー”として存在感を示したセルが、今日はどこで出てくるのか?ソコも注目である。

いつも通り“日曜日の使者”が流れると同時にauゲートに集合した大旗16本が整列してピッチ内タッチラインに沿って行進、大旗イベントスタート。リハーサルで確認した立ち位置まで移動し、選手紹介時の縦振り、アンセムに合わせた大旗掲揚から上下振りでサンガイレブンの入場を迎えた。大観衆の注視する中、かなり緊張したけど大きなトラブルなくイベント終了。ホッとした。イベント参加してくれた大旗隊の皆さん、お疲れ様でした。さあ、あとはゴール裏へ戻って試合に集中だ!

【試合感想】
前半:
前半開始から20分ほどはジェフの攻勢。ジェフの長身FWクレーベらによる前線からのプレスに苦しみながらも、DF闘莉王と上夷の両CBが体を張って凌ぐ。そんな劣勢の中で、あわやというピンチはGK圭介が抜群の反応を見せてゴールを割らせない。一方のサンガもやられっ放しかと言えば、そうでもなかった。何度か惜しいシュートも放ったが、こちらもゴールは決められなかった。

ハーフタイム:
この流れは前節琉球戦と似ている。とすれば、先制さえすれば勝てるはず。前半あれだけボールを追い回したジェフは、後半きっとヘバる。そこが狙い目と見た。

後半:
後半になると予想通りジェフの運動量がガクッと落ちた。サンガのボール保持率がアップする。後半15分、ミヤに代えて“ジョーカー”セルを投入し、何度もジェフのDFライン裏にスルーパスを通すが、なかなか合わない。合った時はオフサイド判定。時間はどんどん減って来る。それでも勝てる。きっと勝ってくれる!そう信じて応援を続けた。

そしてスコアが動いたのは後半残り6分。右サイドをゴールライン付近までにボールを持ち込んだ慎平がゴール前へマイナスのパス。これを相手DFを引き付けた金久保がスルー。そこへ走り込んだ仙頭が右足一閃、ネットを揺らし待望の先制ゴール!!

♪きょ~とのせ~んとう、ピッチで暴れろ~
 ゴールをう~ばえ、仙頭け~いや~♪


プレーオフ進出という明確な目標を持っているからこそ生まれたゴール。こう言ってはジェフサポには失礼かもしれないが、そこが今日のジェフとウチとの差だった気がします。結局この一点が決勝点となり、西京極ラストゲームはウノゼロでサンガの勝利となった。

試合後、佐藤勇人がサンガゴール裏へ挨拶に来てくれた。ラクビ―W杯じゃないけれど、試合が終わればノーサイド。元サンガの勇人に対してサンガサポから多くの拍手とサンガ時代の勇人の応援歌が贈られた。お疲れ様、勇人。これからの勇人の人生に幸多かれ!

そしてホーム最終戦のセレモニー。ここ2年、ホーム最終戦ではいずれも敗戦した上に成績もクソだったせいで、社長の挨拶をサポのブーイングで潰してきた。でも今年はしっかり伊藤社長とキャプテン宮吉の挨拶を拝聴させて頂きました。やっぱり最後は勝たないとネ!

ラスト西京極を勝利で飾り、プレーオフ進出の望みを繋いだ。最終節アウェイで対戦する相手は今節勝利してJ2優勝J1復帰を決めた柏レイソル。
勝って、奇跡を起こそう!

【試合結果】 京都1-0千葉

【観客数】 11,216人(もう少し入ったと思ったけど…とにかく1万人越えは嬉しい!)

【得点者】
 京都 : 仙頭84

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK: 清水8
 DF: 福岡5.5(87分 安藤-)、上夷6、闘莉王6.5、黒木6
 MF: 仙頭6.5、庄司6、金久保6.5、小屋松6.5
 FW: 宮吉5.5(60分 競飛王6)、一美5.5(79分 モッタ5.5)

【今日の私的MOM】
 清水 圭介 : 啓矢の決勝ゴールは圭介の神セーブ連発があったればこそ!

【サンガの現在の戦績】
 19勝11分け11敗 勝ち点68 7位↑(5位徳島に勝ち点差2!)

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ターミネーター:ニュー・フェイト  監督/ティム・ミラー

2019年11月15日 17時43分38秒 | 西京極シネマ
【出演】
 リンダ・ハミルトン
 アーノルド・シュワルツェネッガー
 マッケンジー・デイヴィス
 ナタリア・レイエス
 ガブリエル・ルナ
  
【ストーリー】
ある日、未来から来たターミネーター“REV-9”が、メキシコシティの自動車工場で働いている21歳の女性ダニーと弟のミゲルに襲い掛かる。ダニーとミゲルは強化型兵士のグレースに救われ、 何とか工場から脱出した。そして彼らをしつこく追跡するREV-9の前に、サラ・コナーが現れる。

【西京極の評価】
最初に言っときますが、面白くない訳じゃない。ただ既視感がスゴいんです。筋立てはシリーズ一作目の『ターミネーター』そのまんまだし、今回の敵役ターミネーター“REV-9”は(分裂するのが新ギミックだけどあんまり効果的じゃないし)変形するのは『2』のT-1000そのまんま。たしかにレジェンド俳優であるリンダとアーノルドが出演してるのは見所ではあるが、二人とも老け過ぎで、今作に必須なキャラだったかと言えばそうでもない。『アリータ』といい、本作といい、ジェームズ・キャメロン本人が脚本だけで監督しないってところで本気度が疑わしいんだよね。でもグレース役のマッケンジー嬢とダニー役のナタリア嬢は二人とも良かった♪

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆★★★
 演出/演技 ☆☆☆★★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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夜葬  最東対地/著  角川書店

2019年11月14日 20時38分10秒 | 西京極の本棚
【紹介文】
ある山間の寒村に伝わる風習。この村では、死者からくりぬいた顔を地蔵にはめ込んで弔う。くりぬかれた穴には白米を盛り、親族で食べわけるという。この事から、顔を抜かれた死者は“どんぶりさん”と呼ばれた―。スマホにメッセージが届けば、もう逃れられない。“どんぶりさん”があなたの顔をくりぬきにやってくる。脳髄をかき回されるような恐怖を覚える、ノンストップホラー。第23回日本ホラー小説大賞・読者賞受賞作!

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ドラマ性 ☆☆☆★★
  独創性 ☆☆☆☆★
 読み易さ ☆☆☆☆★

【西京極の読後感想】
Jホラーの先駆けとなった『リング』を彷彿とさせる本作。現象としてのオカルト要素と、呪いを解除する方法を探るミステリー要素を両立させているところも似ている。LINE(っぽいアプリ)とスマホナビを使ってるのもイマドキっぽくてイイ!期待したほどの怖さはないけど、映画化された方が怖いかも。そうなったら観るだろうなぁ。映画化されないかなぁ…

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