
【出演】
ロベルト・ヴィエツキーヴィッチ
ベンノ・フュルマン
アグニエシュカ・グロホウスカ
【ストーリー】
1943年3月、ナチス占領下のポーランド。地下水道で働くソハは、下水処理と空き巣で妻子を養っていた。そんなある日、迷路のように入り組んだ地下に、逃げてきたユダヤ人たちを見つけたソハは、匿う代わりに彼らからお金を取る事にする。だが、下水の強烈な臭気の中、身を寄せ合いナチスに怯え、日に日にやつれていく彼らを見ているうちに、ソハは彼らに感情移入していくようになる。彼らはユダヤ人狩りを逃げ切る事ができるのか?
【西京極の評価】
前から気になっていたが、ようやく京都で公開された本作。観てきました。原題「IN DARKNESS」の通り、ポーランドの空は重苦しく、主な舞台となる下水道はさらに暗い。登場人物はみな沈痛な面持ち。観ているこっちまで、気分が沈む。ストーリー自体は、「戦場のピアニスト」ほど緊張感がある訳でもなく、「シンドラーのリスト」ほど泣けるほどの感動話でもない。ただ、ナチス占領下の東欧の空気感は見事に表現されていたと思う。それから、人間が狭くて暗い所に閉じ込められると、どうしてもセックスに走ってしまうというのは、世界共通なのでしょうね(苦笑)
【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
ストーリー ☆☆☆★★
演出/演技 ☆☆☆☆★
映像 ☆☆☆★★
音楽/音響 ☆☆★★★
ロベルト・ヴィエツキーヴィッチ
ベンノ・フュルマン
アグニエシュカ・グロホウスカ
【ストーリー】
1943年3月、ナチス占領下のポーランド。地下水道で働くソハは、下水処理と空き巣で妻子を養っていた。そんなある日、迷路のように入り組んだ地下に、逃げてきたユダヤ人たちを見つけたソハは、匿う代わりに彼らからお金を取る事にする。だが、下水の強烈な臭気の中、身を寄せ合いナチスに怯え、日に日にやつれていく彼らを見ているうちに、ソハは彼らに感情移入していくようになる。彼らはユダヤ人狩りを逃げ切る事ができるのか?
【西京極の評価】
前から気になっていたが、ようやく京都で公開された本作。観てきました。原題「IN DARKNESS」の通り、ポーランドの空は重苦しく、主な舞台となる下水道はさらに暗い。登場人物はみな沈痛な面持ち。観ているこっちまで、気分が沈む。ストーリー自体は、「戦場のピアニスト」ほど緊張感がある訳でもなく、「シンドラーのリスト」ほど泣けるほどの感動話でもない。ただ、ナチス占領下の東欧の空気感は見事に表現されていたと思う。それから、人間が狭くて暗い所に閉じ込められると、どうしてもセックスに走ってしまうというのは、世界共通なのでしょうね(苦笑)
【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
ストーリー ☆☆☆★★
演出/演技 ☆☆☆☆★
映像 ☆☆☆★★
音楽/音響 ☆☆★★★

お話自体はまぁ似た話はあるので
特筆すべき事はあまり感じなかったのですが、
冒頭からMake Loveのシーンがやたら生々しかった。
これも一種のリアリズムなんでしょうけど…
とにかく戦争はだめですね。
人間性が損なわれます。
奥さんのたぷたぷぶりとか、上記のシーンとか・・・。
そういや「太陽と月に背いて」も、ずいぶんとリアルだったなあと思いながら見ておりました。
「イエスはユダヤ人だったのか!」に驚愕するところが、いかにもって感じでした。
僕らキリスト教と無縁の人間からすると
ユダヤ人とアーリア人との差なんて全然見分けがつかないんですが…
その割にキリストがユダヤ人だってことは一般常識的に解ってたりします。
改めて考えてみると変ですね。
そんな男のカミさんが、また鷹揚
結局はみんな普通の人だったのに、、、
何かとリアルでしたが、こうした作品が世に繰り返し出されても、
戦争・紛争は無くならないんですよね。本当に、
基本的に人って「善」だと思うんですよね。
でも、戦争や災害で追い詰められると
中にお行儀の悪い人が生まれてきて
「アイツがそうなら、オレも…」ってお行儀の悪さが伝染する。
この映画はその逆の流れもあり得るってことを語ってるのかも知れませんね。