槃特の呟き

散文(何でもござれ)、韻文(破礼句まで含む)、想い付くまま。

言葉の気品――善悪真善美(安かろう悪かろう?)

2020-11-30 23:10:04 | 随想

No. 1156 ワクチン競争は火事場泥棒?(『朝日』11月30日)

 政治が科学を左右しかねない国にして起こり得る事態では?最終段階の大規模臨床試験も終わらないうちに製品化して国が承認するとは。薬品名も「同伴者」を意味するもの、人工衛星第一号に名付けられた名前だ。そんなワクチンとは同伴したくないと言うのが正直なところだ。政権が各国に売り込み攻勢をかけている模様だが、米企業が開発しているワクチンの半値以下だそうだ。然し、国内の世論調査では4人に3人はこのワクチンを打ちたくないと言い、国の最高指導者も未接種のようでは、国民に不信感が生まれるのも宜なるかなだ。発展途上国ではいざ知らず、ワクチン開発能力のある国やその周辺国あたりでは受け付けられないであろう。

 同じように、臨床試験を終えていないにも拘らず、途上国を中心に援助する名目で外交攻勢に乗り出している国も出ている。政治がすべてに優先する国特有の成り行きとでも言うべきか。薬の安全性は言うに及ばず、科学的真理すらも政権の前には平伏す国ならではの椿事ならぬ珍事だ。

コメント   この記事についてブログを書く
« 言葉の気品――善悪真善美(コロ... | トップ | 言葉の気品――善悪真善美(法律... »

コメントを投稿

随想」カテゴリの最新記事