No. 2195 日本の初等教育は特殊?(『朝日』4月21日)
G7の国で10代の自殺がトップなのは日本だけと言う。極めて異常と言うべきだろう。♪みんなで勉強うれしいな、国民学校一年生♪と言うのは戦時中の小1の唱歌だ。そんな呑気な状態も昭和19年からは一変して、警戒警報のサイレンが鳴ると授業は中断して帰宅し、防空頭巾を被り防空壕へ入る準備をすることになる。空襲警報となり豪内で直撃弾を受ければ結果は言わずもがなだろう。子供ながらも活きることに必死であった様だ。自死することなど全く考えられなかった。
戦争が終わって疎開先から自宅へ帰った子を待ったいたのは青空教室であり、食糧難による飢えであった。生き抜くためには子供も必死であった。否が応でも、生まれてきたのは生きるためであって、死ぬために生まれて来たのではないと言うことぐらいは小学生でも承知していただろう。豊かな飽食の時代を経験した子供たちが自死を考えるほど深刻な作今の状況とは何なのだろうか。ここ数年、子供の自殺が増える傾向にあると言う。初等教育に責任を持つ文科省が先頭になって、実態の調査、背景の分析などを行う責任を負うていることは言わずもがなだ。

