『令和の民俗学』汐留一郎

日本のグランドデザインを考える

ディープな観光スポット③虎ノ門金毘羅タワー

2019-02-26 17:18:40 | 東京
ビルの一階部分が参道になっておりタワーをくぐって社殿に辿り着く。
虎ノ門金毘羅宮


虎ノ門金毘羅タワーの屋敷神的な存在、創祀は1660年讃岐丸亀城主、京極高和。
境内撮影禁止ですので写真はここまで。

祭神は大物主神、崇徳天皇

古地図では敷地内、江戸城よりの奥の土地、すぐ後ろに外堀が見られます。

京都は仏都と呼ばれ寺社がひしめいているのですが東京は新興宗教の施設以外は江戸時代創建の大名屋敷由来の社寺が主体。明治維新、関東大震災、第二次大戦を経て建物の再建はありますが消滅しないで残っているのですから、古いからという理由だけではやや無理があるかも。



一神教の世界と違い記紀神話の神々からインド、明治神宮や乃木神社と近世の人物まで宮中三殿を始め江戸城を囲み文字通り八百万のやしろが至るところにある。

紹介の虎ノ門金毘羅宮には大物主神ですが相殿には三大怨霊の崇徳天皇も鎮座して居ります。東には将門塚もあり戦さで攻め込むには武士や雑兵は墓地を避けますからなかなかやりづらい。

こちらは平将門首塚


お隣の虎ノ門ヒルズも地権者の利害を纏め最後はビルの直下にマッカーサー道路

俺の土地は売ればいくらになると騒ぐシャッター通りの商店主も厄介ですが、このバイパス開通するのに何年かかったのかと思うと胸熱。

ガード出口


おまけ
江戸城外堀跡地下展示室

銀座線虎ノ門駅、文部科学省側の階段踊り場に無料展示

伊豆から海路で石を運びました


こんなに大きいよ

最新の画像もっと見る