こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

危機感がない

2018年12月11日 10時23分11秒 | Weblog


12月14日(金)に十日町市本町のラポート十日町で、『十日町市認定農業者連絡協議会研修会』が開催される。
対象は、十日町市認定農業者連絡協議会会員と市内関係機関。

自分はその場で、「特A復帰へ必要な事」という講演をする事になっている。

今年の2月に、魚沼は「特AからAに転落した」ので、相当危機感をもっていると思うし、12月という農閑期であるし、まだ師走にもなっていない事から、多くの参加があるだろうと考えていた。
しかし、昨晩届いたメールには「参加が53名」となっていた。

9月末時点で、十日町市認定農業者連絡協議会会員は266名だと教えてもらった。
と言う事は、1/5しか参加しないという事になる。

自分は、新潟や魚沼に対して、厳しい言葉を言い続けているので、苦々しく思っている生産者は合いたくもないだろうし、聞きたくもないだろうから、当然、参加人数が少ないのは理解できる。
であるが、農林水産省政策統括官付穀物課の「農業における国の現状と今後の方向性(仮)」については、聞く必要性があると思う。

来年2月後半に発表される、日本穀物検定協会の「食味ランキング」で、意地でも魚沼は「特A」に戻らなければ、「魚沼」というブランド価値は地に落ちる。

魚沼の転落は、コシヒカリ時代の終わりにもつながる。
コシヒカリ時代の終わりは、新潟ブランドの終わりにもつながる。

ランキングに関係なく、新潟コシヒカリを支持している消費者は、全盛期の1/2。
若者を中心に、コシヒカリ離れは止まらない。

こんな当然の事も、十日町の生産者は判っていないのだろうか?

新潟ブランドも魚沼ブランドも、そうとう危ない現状となっているのに、この危機感の無さは最悪。
ドラッグストアでは、「新潟県コシヒカリ」よりも「秋田県あきたこまち」の方が、価格が高くなっているという現実も、全く知らないのだろう。

昨晩作った資料は、大きく変更する必要が出てきた。
もっとハッキリと、「今のままでは復活は出来ない」と言い切る必要があると思うから。
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