こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

計画と戦略

2018年09月19日 16時01分48秒 | Weblog


産地の1品種をブランド米にする。
そのために必要なのがブランド戦略。

以前のブランド化計画であるのなら、出来る人もいるだろう。
しかし、ブランド計画ではなく「戦略」となっているのなら、そうそう簡単な事は無いし、誰もが出来る事ではない。

まず1本の柱を作って、枝分かれをさせて、さらに枝分かれをさせる。
ようやく1本が出来上がったら、それを基本として、タイプ別の柱を作らなければならない。

ところが、それで終わりではない。
基本となる1本の柱は、常に変化し続けなければならない。
固定化せずに、変化し続ける柱というものが基本なのだから。

したがって、基本となる柱が変化しているので、タイプ別の柱も、それに合わせて変化させなければならない。

産地は、1つルール(基準・基本)を作れば、それでブランド米が出来ると思っている。
それだと、今年のような天候の年には、まったく役に立たない。
ルールは以前の「計画」と同じで、戦略ではない。

どの産地も、考えていたよりは数量があったとか、品質が悪くなかったと言い始めている。
しかしそれは、あくまでも結果であって、産地の言い訳としか聞こえない。

ブランド戦略をするのであれば、今回の異常気象も、完全ではないにしろ、想定の範囲内でなければならない。

どれだけの産地が、本当のブランド戦略をしているのだろうか。
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