数日前に、「北海道米の新米販売を11月7日まで遅らせます」という投稿をしたところ、「北海道米にダメージを与える」「北海道米の価格が上がってしまう」「業務用米が混乱する」「ゆめぴりかのブランド価値が下がる」等の意見をもらった。
スズノブ本店では、北海道米のファンが多い。
特にJA新すながわ「ゆめぴりか」とJAたきかわ「芦別ななつぼし」については、「このお米でなければ駄目」という絶対的なファンが多い。
なので、遅れるのであれば、遅れる理由をハッキリと言う責任が、自分にはある。
無理をすれば、販売時期を早める事は出来る。
しかし、早めた結果、中途半端な品質や食味の北海道米を販売してしまったら、それこそ北海道米に、決定的なダメージを与えてしまう。
販売を遅らせた理由は、消費者が納得できる北海道米を、たとえ限定となってしまったとしても、シッカリと販売するためである。
自分が守ろうとしているのは、北海道米を美味しいと言って選んで、買い続けてくれているお客様。
自分と一緒に、苦労しながらブランド化を続けてくれている、JA新すながわと生産者、中空知エコ米生産共和国の生産者たち。
米流通業者の事は、自分には関係が無い。
流通は流通で、しっかり北海道米について、考えてくれれば良い。
自分が作った北海道米を、全て自分で販売している生産者についても同様。
低品質米をネットなどで流通させてしまえば、完全に北海道米は、以前の「やっかいどう米」に落ちる。
自覚は無いようだが、北海道は、まだまだ「しょせん北海道米」の領域から抜け出てない。
偶然の数年間があっただけ。
ブランド米の考え方も、間違えている。
今回を期に、全てを見直すべきだろう。
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