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水稲2品種を育成 中央農業総合研究センター

2012年11月27日 21時42分10秒 | Weblog
同じく日本農業新聞e農netに、「水稲2品種を育成「みやびもち」うるち「夢の舞」中央農業総合研究センター (2012年11月27日)」という記事があった。

内容は以下の通り
農研機構・中央農業総合研究センターは26日、水稲で倒伏に強いもち品種「みやびもち」と、冷害やいもち病に強く多収のうるち品種「夢の舞」の2品種を育成したと発表した。
「みやびもち」は、「コシヒカリ」より熟期が早く、作期分散が可能だ。
「夢の舞」は、耐冷性が「ひとめぼれ」並みに強く、冷害やいもち病が問題になっている中山間部での普及が期待できる。

・短かんで倒れにくい 「みやびもち」 

「みやびもち」は、育成地の新潟県上越市では、出穂期と成熟期が「コシヒカリ」よりそれぞれ10日以上早く、9月上旬に収穫できる。
短かんで、倒伏抵抗性は「ヒメノモチ」より強い。
耐冷性と穂発芽性、葉いもち抵抗性は中程度で、穂いもちには弱い。
試験での収量は精玄米で1アール64キロと、「ヒメノモチ」より優れる。

餅にした際の食味は良く、おこわでは軟らかい。
作付けが多い「コシヒカリ」との作期分散で、6次産業化や地域特産物の開発が見込める。
島根県と新潟県で数十ヘクタール規模の作付けを計画する。

・多収で冷害に強い うるち「夢の舞」 

早生種の「夢の舞」は、中山間地向けに島根県の農業法人と共同で育成した。
耐冷性、いもち病抵抗性が強い多収品種。
出穂期と成熟期は、育成地の新潟県上越市では「コシヒカリ」よりそれぞれ3日程度早い。
葉いもち、穂いもちの抵抗性は「ひとめぼれ」より強く、耐冷性は「ひとめぼれ」並みに極めて強い。

かん長が「ひとめぼれ」より6センチ短く、耐倒伏性に優れ、多肥栽培や湛水(たんすい)直播(ちょくは)が可能。
収量は、島根県では一般的な肥培管理で「ひとめぼれ」より精玄米が4%多い1アール64キロ、多肥栽培では約10%多い同67キロだった。
今後、島根県の山間部で数十ヘクタールの作付けを見込む。

育成した同センター作物開発研究領域は「みやびもちは、他の品種との組み合わせができる。夢の舞は、ひとめぼれの栽培が難しい地域で栽培が見込める」という。
とのこと。

この時代に新品種かぁ。

どうやって販売していくのかな?
何処の品種と同等にするのかな?
販売戦略は立てるのかな?
ブランド化していくのかな?

せっかく誕生したのだから、消えてしまわなければよいけど。
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