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米価下落「ナラシで」 作況見極め対応判断 衆院予算委で西川農相

2014年10月04日 17時08分11秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「米価下落「ナラシで」 作況見極め対応判断 衆院予算委で西川農相 (2014/10/4)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
西川公也農相は3日の衆院予算委員会で、今年産米の価格下落について「(面積ベースで生産調整実施者の)4割がナラシ(収入減少影響緩和対策)に入っている。
入っていない人は、2014年度に限って国庫(負担分)の半額を支出する」と述べ、ナラシで対応する考えをあらためて強調した。
自民党の小野寺五典前防衛相への答弁。

西川農相は、「価格が下がった時にあまり心配しないで米作りができる」として、15年度から面積要件を外すなどして、ナラシ加入を促す方針を示した。
追加の施策については「(10月15日時点の作況が)出た時に、どういう対策をやるかを決めていきたい」と述べ、作況指数が低下する可能性も踏まえ、慎重に見極めて対応する考えを示した。

一方、小野寺氏は、豊作基調の予想などから各産地で米の概算金が大きく下がったと指摘。
JAグループに「多少リスクがあっても(農家を)しっかり支えるため、米を適正価格で売る努力をしてほしい」と訴えるとともに、「政府も農協任せではなく、少しでも農家の所得が上がるよう、適正な価格になるように支援してほしい」と求めた。
また農家にもナラシへの加入を促した。

予算委に先立ち、西川農相は同日の閣議後会見で、ナラシ対策による補填(ほてん)を踏まえ「水稲農家で加入している人はそう大きな影響にはならない」との見方を示した。
未加入者についても、34%程度の補填が受けられる特例があるため「不安を解消できる一助になる」と強調した。

ナラシ対策の支払い時期が来年5、6月になり、農家の資金繰りが困難になりかねない問題には「農家や団体の意見を聞きながら対応策を考えていきたい」と述べた。

米の需給は現在、民間在庫が過剰基調にあるものの、新米の生産量は前年と比べて28万トン減る見込み。
各地の概算金は軒並み低かったが、農水省は今後の需給動向や販売によって最終的な相対取引価格が持ち直す可能性もあるとみている。

西川農相は今年産の概算金水準について「民間で決める話」とした上で「想定よりも低かったという事実は否めない」とした。
今後の米価は「精算の段階で60キロ当たり1万3000円以上になるのではないか」との見通しを示した。
というもの。

もしもの事が起こらないようにしていくために、「強い農業」って言っていたはずなのに、その面影すらもう無い。
グズクズの、場しのぎ政策が繰り返される。

こんな状態で、今まさにTPP交渉をしているのだから、日本の農業は絶望的だな。
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