■画像は「冷蔵庫の“野菜室用”脱臭剤」です。
ワーディアンケースの中でカトレヤを開花させる場合、湿度や光線が充分でも、下記のような現象が起こる場合が多いと思います。(品種により差異があります。)
・花が萎縮したように咲く
・萎れながら咲く
・ペタルの先が萎れたようになる
僕的に色々と実験した結果、原因は「密閉」もしくは「換気の悪い」ワーディアンケース内に「正常な開花を阻害する原因になるガスのようなものが発生するのでは?」という結論に達しました。
そしてその解決策として「ワーディアンケース外の空気を強制的に取り入れる仕組み」を作ったのですが、この方法では湿度が不足しがちになります。
そこで、画像の「冷蔵庫の“野菜室用”脱臭剤」の出番。
「花保ち」を悪くさせる原因となる物質として「エチレンガス」は有名ですが、このエチレンガスは野菜の保存状態も悪くする作用があって、画像の脱臭剤にはそのエチレンガスを吸着する成分が含まれています。
これをワーディアンケース内に置いておくと先にあげたような開花不全が起こりにくくなります。お悩みの方、一度、お試しあれ
※なお、開花不全には様々な要因があり、ワーディアンケース内で大輪のカトレヤを正常に開花させるには色々と整えなければならない条件や、コツのようなものがあります。詳しくはこのブログの過去記事もご参照下さい。