真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

弥勒真経~十六、老〇真言呪(しんごんじゅ)を降す 心を用いて持念せば神通あり

2023-11-01 19:12:59 | 弥勒真経 解釈

真言呪とは一念すれば神通ある言葉であり、人身にとっては枢軸(すうじく)であり、法門においては極である。

天道は三期の世に公にされたが、実に老〇(ラウム)の降下し給うところのである。

わけてもその中の一つの真言咒(無字真経)は非常な霊験(霊言)がある。

この経は口授(こうじゅ)によるもので、平常、念じ書くことを許されないが、生命にかかわる危険事が身辺に起こった時に一度念ずるや三界のすべての神霊が全てこれを知り、三天の仏聖ことごとくこれに応じて庇護(ひご)に臨(のぞ)まれる。

老〇(ラウム)は原子を守るによき真言咒を降し伝えたが得た者は一旦(いったん)の時に真心を持って用いるべきである。

心を用いて持念することに二つある。

一つは黙して常に心霊の中において固く持して念ずるのと、危機一髪の時に声を出して念ずるのとある。

何れとも神霊に通達し、仙仏に透徹 (とうてつ)して大いなる守護がある。

又、妙智慧(みょうちえ)をますます増長させることができる。あらゆる経典に中に載っていない経文であり、文字に書き表すことができず、口伝によってのみ受け継がれいる。

常に経典に比すべ気もなき、教外別伝(きょうげべつでん)の真言咒である。

続く


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