六十八、三花什聚鼎(さんかしゅうてい)と五気朝元(ごきちょうげん)
此れ等は守玄(しゅげん)の工夫(くふう)を申すのであります。
三花とは精・気・神でありますが、人身を炉(ろ)となし、玄関(げんかん)を鼎(かなえ)となすのでありまして、道教では炉(ろ)を安んず、鼎(かなえ)を立つと申されました。
これは三花什聚鼎(さんかしゅうてい)の修行を申したのであります。
五気とは五臓(心・肝・脾・肺・腎)の気でありますが、心が一度静まれば、五臓の濁気は変わって清気となるのであります。
玄関を守り住するならば、黙々と又綿々(めんめん)として亡ぶが如く存するが如くして、至善(しぜん)の益をなす所が多くある訳であり、そこで至高なる道が凝結(ぎょうけつ)するのであります。
続く