真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

伝承されてきた「空」の秘密、それは道すなわち真理の轍(わだち)

2022-09-05 19:08:46 | 道すなわち真理

縄文時代の「十字架」

ご承知の通り、歴史は為政者による権力維持のための創作がほとんどです。
その歴史に隠されていた真実が般若心経の「色即是空・空即是色」です。
この「空」の意味は、神道はもとより世界の宗教に様々な表現で伝えられています。

身近なところでは、諏訪大社より格が上である「八剣神社」の御神体が〝鉢を伏せたような形で、神主が毎年一枚の布(御衾)をかぶせる神事があり、何千年も続けているので御神体自体とても重く、しかも宮司でさえ中身が何なのかわからない”と言われていました。

出雲大社の御神体もしかり、何が依代なのかは謎となっています。
御神体は封印されていて、その正体は分からないというのです。
宮司も「御衾(おふすま)が丁重にかけられており、その中を伺い見ることはできない」と著書にあらわしています。

日本の大社と言われる神社は勿論、日本神道の神髄は「神仏習合」の謎として歴史が経過してきています。

謎になった理由の一つは、「天命」にあります。
古来為政者にとって「権力の象徴」は天命があるかどうかであったため、天命が遷ったことは歴史上決して表沙汰にされることはありません。

そこで為政者は天命があったかのように形象あるもので装うのが常でした。
天皇の権威を象徴する三種の神器などが歴史をゆがめてきた原因でした。

謎の二つ目は、八百万の神々がこの天に従って国体を護持し続けてきたことによります。

八百万の神々には、「天命」は開示されていませんが、天意を汲んで和を以って人心が按配されるよう、御神体は封印されていても、天命という神聖な世界があることを「一子相伝(親から子へ)」で代々伝承されて来ていました。

しかし、明治維新前後して、古来のほとんどの「一子相伝」の神事は、73代目にして絶たれています。※ 諏訪の守矢神社も73代目で絶たれています。

ここで般若心経の「色即是空・空即是色」と神道の関係を紐解きます。

天命が遷る前、本来の神道は、「皇統」が担っていました。
この皇統を継承したのが、後の天皇制でした。

天皇制の初代は神武天皇とされていますが、国の成り立ちや皇統や天皇制についてこれを覆すたくさんの古史古伝(上記・竹内文書・日月神示…などなど)が遺されております。

皇統の時代は天命である「空」の「隠微な道」を伝承するのが神聖な役割で、宮殿や厳かな儀式は一切なく、名も知れない存在がこの聖なる天命を継承していました。

この「空」の秘密は、紀元前1000年前ごろから、聖人と言われた老子(道教)・孔子・孟子(儒教)・釈迦(仏教)、そしてキリスト(キリスト教)・マホメッド(イスラム教)に伝承されました。

達磨大師が開祖である禅宗の「達磨の四諦句」では、

一、教外別伝(教えの外に別に伝える)

二、不立文字(ふりゅうもんじ:文字にあらわさない) 

三、直指人心(じきしにんしん:直接人の心を指す) 

四、見性成仏(けんしょうじょうぶつ:性〔仏性〕を見て仏〔悟った者〕となる) 

つまり、その秘密は、禅宗の教えにもない、文字(経典)にも著わされていない、心の有りどころを明師が直接指でさす、それによって仏性を悟り成仏できる。
という宗旨のものです。

神武天皇より350年前、インドから訪れた釈迦が梵珠山で修行し、晩年この地を再び訪れ生涯を終えたとう青森に釈迦の墓があります。

また同じ青森にキリストの墓、能登にモーゼの墓があるのは、彼らがこの道を求め来日し、皇統の下で修道し、道を得て天命を担い、それぞれの国に道を弘め、そして役目を終えて日本に帰還してきたためです。

特に、モーゼは諏訪とゆかりが深く、諏訪大社を建てたのはモーゼだとされています。

境内の奥にその痕跡が遺されています。

古来から、神殿は人々が神に近づくために、神聖な儀式に参加し、主たる神に従う決意を深めるために参入する場所として建立されてきました。

  ※Ray:今日、仏堂(聖所)は世界中に建立されています。

紀元前10世紀ソロモン王が建設した神殿(ソロモン神殿)をはじめ、日本も紀元5百年頃からはじまって、全国に2万社をこえる諏訪大社が建てられました。

諏訪大社の守矢神社では明治4年までアブラハムと息子イサクの神事が行われていましたが、天皇制に影響するため廃仏毀釈と同時に廃止されました。

また、諏訪大社の祭神「御左口神」も謎になっています。右があれば左があるように、陽から陰への移行を示し、陰の「口」は「空」であることを伝承してきました。

この「口」は、老子の道徳経では「玄牝之門」と記されています。玄なる牝の門、すなわちこの世の現象を生み出す門で、玄妙な赤子を生む女性の性器のような神聖処として伝承されてきました。

「空」の中に「妙」あり、すべてを創造する力、すなわち根源創造主の分け御霊画あり、それを発揮するには「進化の轍に入る儀式、すなわち天命を授かる神儀」があります。それが人類5000年の念願だったのです。

天皇や皇帝が権力に汚れたため、天命が宗教(道教・儒教・仏教・キリスト教・イスラム教)に秘められ、修道することでその境地に到達できる道がひらかれるようになりました。

つまり、天皇や皇帝の神権が師儒(道教・儒教)・僧侶(仏教)・牧師(キリスト教)・ラビ(イスラム教)などで修道し道を修めた聖人に遷ったわけです。

そして、さらに明治維新のころ宗教も権力にまみれ退廃し、神権は秘かに火宅(一般庶民)に遷されました。 

青陽期~紅陽期~白陽期と時代が流れ、現在は人類は白陽期の始まりになりました。
しかし、堕落した民心のままでは、この聖なる道を得て極楽浄土に入ることは赦されません。

そこで天の恩恵によって、青陽期(水の劫災)9劫~紅陽期(火の劫災)18劫~白陽期(風の劫災)81劫の劫災があり、合計108の劫災を経験し、人々の心の汚れが清められるよう諮られています。

今回の新コロナウイルスは、白陽期10800年の始まりの「風」の劫災です。
スペイン風邪・エイズ・サーズ・鳥インフルエンザなど多くの劫災が蔓延し人類一人ひとりの叡智が試されています。

時代は、人々の心を封印し悪習を植え付けてきました。

師が言われました「誤った事を改めれば好い」のであると、歴史は為政者の権威を象徴するために作られてきました。

2022年、旧い時代の過ちを正し、覚醒の糧にする時に至りました。

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Ray:上図のソロモン神殿図は、御柱祭りで、山から降ろして川で禊をした後、最寄りの神社の四方に建てられますが、その神社の拝殿がソロモン神殿にあたります。

契約の箱を配するなど神事が決められていますが、実際に「契約の箱」は東北のある県にあります。

古代に遡ると、その時の約束の地は「竪琴」の印象のある諏訪湖、そして罪のある状態のままで永遠の命を得てしまわないように命の木への道を守らせるためにエデンの園の東に回転する炎の剣とともにケルビムを置いています。

諏訪大社には毎年炎神社から火が届けられています。

これらの神事は新しい時代を迎えるための伝承です。

根本の「根源創造主の降臨と道すなわち真理」が公開され、究極の「禊」が「修道」という規範で享けられています。

神の約束はすでに成就されています。

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