真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

弥勒真経~十九、三官大帝(さんかんたいてい)慈悲もて註(しる)し 罪を天曹(てんそう)に赦(ゆる)して衆生を救う

2023-01-30 19:40:20 | 弥勒真経 解釈

三官大帝とは専ら善悪を掌(つかさど)り、功積や過失を判別し、昇格・降職を守し、賢(けん)を調(ととの)い、悪を罰し、これらの功罪を記載する職である。

三官大帝は三柱(みはしら)の聖神(せいしん)によって任じられている。

それは上古時代の名君、堯帝(ぎょてい)・舜帝(しゅんてい)・禹帝(うてい)である。

その時代においての功積は極めて大であったので、老〇(ラウム)はこの三柱を三官大帝に封(ほう)じられた。極めて峻厳(しゅんげん)であり、善悪功罪を明らかに簿冊(ぼさつ)に記載して少しも人間的感情を入れない。だが又非常に慈悲深い神様であって一人一人の功罪を懇切丁寧(こんせつていねい)に列記される。

天曹とは天宮・理天のことである。犯罪の軽いものや、或いは悪を改めて善に向かうものや、或いは情状酌量(じょうじょうしゃくりょう)して罪を許せる性質のものであるならば、天曹上天は時々刻々洪恩(こうおん)を開き給いてそれを赦され、もって新生の道を与え、広く恩典を施して衆生を救うのである。

天は常に慈愛の念をもって九十六億の原子霊の罪を赦し救おうとされている。誠に大慈大悲の限りである。

続く

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