真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

性理題釋~五十七、理気象三天

2022-08-11 15:58:26 | 性理題釋

五十七、理気象三天

理天は即ち真空であり、形色もなく、ただ一塊の虚霊(きょれい)で、潜(ひそ)む時には大変虚(むな)しく敏感であり、寂然(じゃくぜん)として動かぬもので、大きくして包まざるものはないのであります。

現れる時には、非常に神妙で敏捷(びんしょう)であり、感ずれば終に通じ、細微(さいび)にして入らざるものはないのであります。

形色はありませんが、形色あるものを生育し、声臭はないが、声臭を主宰できるのであります。これを見ても見られず、聞いても聞こえないもので、それは本物を遺(のこ)しません。これを生んだものもなく、これはまた死せず滅びず、永遠の霊明であり、永久に存在するもので、且つ永く万類の根本をなすのであります。

気体や物体は勿論、すべてはこの理を離脱する事は出来ないもので、万物が生存すればこれは依然として存在しますが、万物が消滅しても、その理は元のままで存在するのであります。

心経に『不垢不浄(ふこふじょう)、不増不減(ふじょうふげん)』と申されましたが、それはこの理の本体を説かれたのであります。

故に無象(むしょう)の象を実象と申し、無体の体を実体と申すのであります。

気天は宇宙間の気体であり、普通天と申すのであります。

故に気体は軽くて清らかなもので、地は重くて濁ったものであります。

軽くて清いものは陽に属し、重くて濁ったものは陰に属しますが、陰陽が相対して乾坤(けんこん)をなします。

乾坤の乾は天をなし、坤は地をなしますが、我々が常に言う“天地万物”の天は即ち気天であります、もしこの天がなかったならば、地も支持することが出来ないばかりでなく、人類や万物も成長することが出来ず、日月星辰(せいしん)も空中に安定する事が不可能であり、その他一切の形ある物体も、すべて存在する事が出来ません。

故に気天の働きは即ち気流の変更や昇降をなし、黙って四時(四季)を運行し、万物の終始を掌(つかさど)るのであります。

象天は形色のある現象の世界で、実質があり、目で見られる世界であって、天には日月星辰がり、地には山川や動・植・鉱物等がある訳であります。

換言しますと、すべて形体のある物体は勿論、有情無情を問わず、一切象天に属するのであります。

総括して申せば、理は無極の老〇様の仏体の性であり、気は太極の陰陽であり、象は形相であります。

生まれる時には理より気を生み、再び気により象を生みますが、破壊する時には、象が早く破壊され、気がこれに続き、理は破壊されないのであります。

譬えば、人が臨終(りんじゅう)に至れば、先ず耳や目が昏迷(こんめい)となり、手足が動かなくなって、後に気(呼吸)が断たれるのであるが、只一つ霊の真性は、又輪廻に転じ、別の殻(から)に投じて生まれて来るので、もし輪廻を脱しようと思えば、修道しなければなりません。

孔子様は『朝に道を聞けば、夕に死すとも可なり』と申して、即ち道を受けて修める事により輪廻を免れ、生死を終了する事が出来ることを申されたのであります。

続く


十大願~一、誠心抱守(まごころほしゅ)=衷心(ちゅうしん)より御教えを遵奉(じゅんぽう)し

2022-08-11 15:36:55 | 十大願

誠意正心性自如  誠心正心(せいいせいしん)なれば性(せい)は自如(じじょ)

心主萬化有帰無  心は万化(ばんか)の主(ぬし)で有(ゆう)は無(む)に帰(き)す

抱定宗旨蘊霊啓  宗旨(しゅうし)を抱定(ほうてい)して蘊霊(うんれい)を啓(ひら)き

守道行功私欲除  道を守り功(こう)を行いて私欲を除く

解:人と人の間で一番大事なことは意(い)を誠(真)に、心正しければ、どんな場所でも漸(はじ)る事なく,行動も光明正大(こうみょうせいだい)であるから、性(せい)は自在(じざい)として泰然(たいぜん)であるのです。

心は万物を教化する主であり、あらゆる物は形ある有(ゆう)が、形なき無に帰ります。(色即是空。有無相性の道理)

この道理を納得すれば、世の中での得失に煩(わずら)う事がないのです。

故に真道の宗旨をしっかりと抱いて修行に励むならば、わが蘊霊(たましい)は啓き、是非曲直が明らかになるから、道を遵奉して功徳を積み、我利私欲を除きなさい。と言う詩です。

それで私達は

一、道を得られたその当初の誠心をしっかりと守って

真理を抱き、人を謗(そし)る言葉に偏(かたよ)ることなく、道に対する信心を失わず、真理を認め、諸々の悪を作す莫(なか)れ。衆(すべ)ての善を奉行(ほうこう)して、精進して惰(おこ)足らず、天に代わりて道理を宣べ、衆生を善に化するのです。

二、易(やす)く犯す過失(あやまち)は

(1)誠心(まごころ)なき:道を求めるまでは真理を知らず、道を求めた後もそれを研究せず、結局は道理が明らかになれないので、ただ一生を空しく過ごして、誓願を行えない。

(2)信心無し:道は真だろうかと疑い、異端を見れば志は遷(うつ)り、人に謗られることや、仲間はずれを畏れ、中途半端で修行から退(ひ)くので、結局は拳拳服膺(けんけんふくよう)できない。

(3)堅き志が缺(か)けている:朝は東に暮れは西、心は波浪(はろう)に蕩(うご)かされて止どまることなし。偶(たま)に見えたと思えば、姿を消し、奇跡の表れるを好喜(よろこび)、形相に執(とら)われての修行で、邪門外道(じゃもんげどう)に入れば、折角の前功も皆台なしとなる。

三、良辰(とき)を惜しんで誓願を了(おわ)れよ・善を択(えら)びて失わず

空談の(くうだん)の立愿(りつがん)は了(おわ)ることができず、まして罪を身に担うを怕(おそ)れず等、目前はその報いに遭(あつ)っていないが、時到れば遅かりし。

歴代の因果故事を信じざれば天網恢恢(てんもうかいかい)踈(そ)にして漏らさず。

輪廻を脱(のが)れず。

続く


【予言】弥勒の世、黄金時代とはこのような世界!日月神示の預言から見えてくる今後の未来とは?!アセンション ひふみ神示 お金のない世界

2022-08-11 08:00:41 | 道を求める聖なる物語(人・日本・世・宇宙)

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