真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

性理題釋~四十三、原 子

2022-07-26 19:31:47 | 性理題釋

四十三、原 子

寅会(とらのかい)の初めには、乱生して人と畜生の分別が出来ず、毛ものを食い血を飲み穴居(こきょ)生活をして、世を治める事が出来ず、人がおりながら居らぬと同様でありました。

上帝様は世界をなすことが出来ぬと見られて、そこで特に諸仏子を派遣して西天(真理界)より東土(現象界)に降生させました。

これを原来子と申しますが、これを略して原子というのであります。

有巣(ゆうそう)氏がそれから出世されて宮室を造り、燧人(すいじん)氏が火を興し、后稷(こうしょく)氏が民に農業を教え、神農氏が百草を味わって薬を造り、軒轅(けんえん)氏が衣冠を制定し、蒼頡(そうけつ)氏が文字を造り、伶倫(れいりん)氏が律呂(りつりょ)を作られてから礼楽を制作して、世界の文化は大いに備わりました。

これがその由来でありますが、これは皆その霊性の為す所であります。

続き


弥勒真経~二十一、八大金剛来たりて法を護り 四位の菩薩衆生を救う

2022-07-26 19:08:25 | 弥勒真経 解釈

二十一、八大金剛来たりて法を護り 四位の菩薩衆生を救う

八大金剛とは守護の四大天王の外(ほか)に四部大帥(だいすい)を加えて八大金剛となる。

四大天王は四方の四天に居し、四大金剛とも称する。

東方を持国天王(じこくてんのう)と名づけ、南方を増長天王(ぞうちょうてんのう)と名づけ、西方を広目天王(こうもくてんのう)と名づけ、北方を多聞天王(たもんてんのう)と名づく。

尚、四部とは、雷部(らいぶ)・風部(ふうぶ)・虎部(こぶ)・龍部(りゅうぶ)である。

四部の神仙は仏堂の儀式には欠かさず臨壇(りんだん)されて法を守り、法が外部に漏洩(ろうえい)するのを防いでいる。この八大金剛はすべて正法を助け、普伝を助長している。

四位の菩薩とは観音菩薩・月慧菩薩・文殊菩薩・普賢菩薩のことである。四柱の大菩薩も三陽開泰(さんようかいたい)の御代(みよ)にひとしく世に来たりて苦海に呻吟(しんぎん)する諸諸の衆生を救われている。

続く


天道推奨~(四)各神仏の天道証明 (5)儒聖孔子(じゅせいこうし)の證道(しょうどう)

2022-07-26 19:04:21 | 天道推奨

(5)儒聖孔子(じゅせいこうし)の證道(しょうどう)

一貫して伝わっている天道は妙理を伝え、天機の秘宝を至(もっと)も微(び)としている。

広大の理を細密の義及びその体用をすべて網羅(もうら)し尽くしている。

物に本末有り、事に終始有るのは当然で、其の先後を知ってこそ天道に近づいたと云えるものである。

人の神(こころ)を知れば定着を得て清浄のになり、安心立命から仁慈的深慮(じんじてきしんりょ)に進んでやがて大完成を得られるであろう。

心の在り処を知らずに只修めるだけでは私の曰(い)った「天命之れ性と謂い、性に率(したが)うを之れ道と謂う。」の理(ことわり)が解せないだろう。

天機は朗(あき)らかに書(しょ)に洩らしているが明師に遇(めぐ)り会わなければ心得(しん得)は不可能である。

若し今直ちに心を低くして天道を求めなければ異類(いるい)に彷徨(さまよ)い続けて魂は超(すく)われないだろう。(中略)

究局(きゅうきょく)の明徳を明らかにし、至善の極所に達し、大理学(だいりがく)の道に至れるのは斯の時だけで、天命を畏れ遵(したが)ってこそ大同の世が促進され一人一人が親民(しんみん)となれよう。

緡蛮(めんばん)の黄鳥(おうちょう)でさえ落ち着いた安全な丘や森を求めて棲(す)もうとするのに人間と為(な)って小鳥に劣るとはどうしたことか。

わが天性の帰宿(きしゅく)と還源(かんげん)を計る為に吝(やぶ)さかであってよかろうか。

当(まさ)に天道降世に備え、逸早(いちはや)く意(こころ)を決して、日に新たに、日々新たにして人々を同化すべきである。

己れの本性の在り処を会得(え得)した暁(あかつき)にこそ、物欲、邪見を格徐(かくじょ)して意が誠となり、心が正しくなり、身が修まり、家が斎(ととの)い、而して国治まり、天下は太平になるだろう。

天道はすべての条件を叶(かな)えてくれるが、伝えられる時期はそう持続されないだろう。

速やかに道を行い、遅れることなく、私の列国伝道に習って、大いに伝播(でんぱ)し、真理を探究し、功徳を立て一番と奔走して貰いたい。

私の道を学ぶ人は切に此の点を重視し、且つ精勤することを願うものである。(後略)


【Ray:人生で最も幸せな人は、生まれて来た理由がわかった人!】新たなシリーズの始まり! オープン・シグナル〜イントロ〜

2022-07-26 12:07:20 | 道を求める聖なる物語(人・日本・世・宇宙)

Ray:人類の歴史を知ることは自分自身を知ることです。以下の動画を推奨します。

新たなシリーズの始まり! オープン・シグナル〜イントロ〜

⓵オープン・シグナル〜第1章パート1:はじめの2つの文明

②オープン・シグナル〜第1章パート2:元のエデンと庭にいた蛇


伝承されてきた「空」の秘密、それは道すなわち真理の轍(わだち)

2022-07-26 12:04:34 | 道すなわち真理

縄文時代の「十字架」

ご承知の通り、歴史は為政者による権力維持のための創作がほとんどです。
その歴史に隠されていた真実が般若心経の「色即是空・空即是色」です。
この「空」の意味は、神道はもとより世界の宗教に様々な表現で伝えられています。

身近なところでは、諏訪大社より格が上である「八剣神社」の御神体が〝鉢を伏せたような形で、神主が毎年一枚の布(御衾)をかぶせる神事があり、何千年も続けているので御神体自体とても重く、しかも宮司でさえ中身が何なのかわからない”と言われていました。

出雲大社の御神体もしかり、何が依代なのかは謎となっています。
御神体は封印されていて、その正体は分からないというのです。
宮司も「御衾(おふすま)が丁重にかけられており、その中を伺い見ることはできない」と著書にあらわしています。

日本の大社と言われる神社は勿論、日本神道の神髄は「神仏習合」の謎として歴史が経過してきています。

謎になった理由の一つは、「天命」にあります。
古来為政者にとって「権力の象徴」は天命があるかどうかであったため、天命が遷ったことは歴史上決して表沙汰にされることはありません。

そこで為政者は天命があったかのように形象あるもので装うのが常でした。
天皇の権威を象徴する三種の神器などが歴史をゆがめてきた原因でした。

謎の二つ目は、八百万の神々がこの天に従って国体を護持し続けてきたことによります。

八百万の神々には、「天命」は開示されていませんが、天意を汲んで和を以って人心が按配されるよう、御神体は封印されていても、天命という神聖な世界があることを「一子相伝(親から子へ)」で代々伝承されて来ていました。

しかし、明治維新前後して、古来のほとんどの「一子相伝」の神事は、73代目にして絶たれています。※ 諏訪の守矢神社も73代目で絶たれています。

ここで般若心経の「色即是空・空即是色」と神道の関係を紐解きます。

天命が遷る前、本来の神道は、「皇統」が担っていました。
この皇統を継承したのが、後の天皇制でした。

天皇制の初代は神武天皇とされていますが、国の成り立ちや皇統や天皇制についてこれを覆すたくさんの古史古伝(上記・竹内文書・日月神示…などなど)が遺されております。

皇統の時代は天命である「空」の「隠微な道」を伝承するのが神聖な役割で、宮殿や厳かな儀式は一切なく、名も知れない存在がこの聖なる天命を継承していました。

この「空」の秘密は、紀元前1000年前ごろから、聖人と言われた老子(道教)・孔子・孟子(儒教)・釈迦(仏教)、そしてキリスト(キリスト教)・マホメッド(イスラム教)に伝承されました。

達磨大師が開祖である禅宗の「達磨の四諦句」では、

一、教外別伝(教えの外に別に伝える)

二、不立文字(ふりゅうもんじ:文字にあらわさない) 

三、直指人心(じきしにんしん:直接人の心を指す) 

四、見性成仏(けんしょうじょうぶつ:性〔仏性〕を見て仏〔悟った者〕となる) 

つまり、その秘密は、禅宗の教えにもない、文字(経典)にも著わされていない、心の有りどころを明師が直接指でさす、それによって仏性を悟り成仏できる。
という宗旨のものです。

神武天皇より350年前、インドから訪れた釈迦が梵珠山で修行し、晩年この地を再び訪れ生涯を終えたとう青森に釈迦の墓があります。

また同じ青森にキリストの墓、能登にモーゼの墓があるのは、彼らがこの道を求め来日し、皇統の下で修道し、道を得て天命を担い、それぞれの国に道を弘め、そして役目を終えて日本に帰還してきたためです。

特に、モーゼは諏訪とゆかりが深く、諏訪大社を建てたのはモーゼだとされています。

境内の奥にその痕跡が遺されています。

古来から、神殿は人々が神に近づくために、神聖な儀式に参加し、主たる神に従う決意を深めるために参入する場所として建立されてきました。

  ※Ray:今日、仏堂(聖所)は世界中に建立されています。

紀元前10世紀ソロモン王が建設した神殿(ソロモン神殿)をはじめ、日本も紀元5百年頃からはじまって、全国に2万社をこえる諏訪大社が建てられました。

諏訪大社の守矢神社では明治4年までアブラハムと息子イサクの神事が行われていましたが、天皇制に影響するため廃仏毀釈と同時に廃止されました。

また、諏訪大社の祭神「御左口神」も謎になっています。右があれば左があるように、陽から陰への移行を示し、陰の「口」は「空」であることを伝承してきました。

この「口」は、老子の道徳経では「玄牝之門」と記されています。玄なる牝の門、すなわちこの世の現象を生み出す門で、玄妙な赤子を生む女性の性器のような神聖処として伝承されてきました。

「空」の中に「妙」あり、すべてを創造する力、すなわち根源創造主の分け御霊画あり、それを発揮するには「進化の轍に入る儀式、すなわち天命を授かる神儀」があります。それが人類5000年の念願だったのです。

天皇や皇帝が権力に汚れたため、天命が宗教(道教・儒教・仏教・キリスト教・イスラム教)に秘められ、修道することでその境地に到達できる道がひらかれるようになりました。

つまり、天皇や皇帝の神権が師儒(道教・儒教)・僧侶(仏教)・牧師(キリスト教)・ラビ(イスラム教)などで修道し道を修めた聖人に遷ったわけです。

そして、さらに明治維新のころ宗教も権力にまみれ退廃し、神権は秘かに火宅(一般庶民)に遷されました。 

青陽期~紅陽期~白陽期と時代が流れ、現在は人類は白陽期の始まりになりました。
しかし、堕落した民心のままでは、この聖なる道を得て極楽浄土に入ることは赦されません。

そこで天の恩恵によって、青陽期(水の劫災)9劫~紅陽期(火の劫災)18劫~白陽期(風の劫災)81劫の劫災があり、合計108の劫災を経験し、人々の心の汚れが清められるよう諮られています。

今回の新コロナウイルスは、白陽期10800年の始まりの「風」の劫災です。
スペイン風邪・エイズ・サーズ・鳥インフルエンザなど多くの劫災が蔓延し人類一人ひとりの叡智が試されています。

時代は、人々の心を封印し悪習を植え付けてきました。

師が言われました「誤った事を改めれば好い」のであると、歴史は為政者の権威を象徴するために作られてきました。

2022年、旧い時代の過ちを正し、覚醒の糧にする時に至りました。

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Ray:上図のソロモン神殿図は、御柱祭りで、山から降ろして川で禊をした後、最寄りの神社の四方に建てられますが、その神社の拝殿がソロモン神殿にあたります。

契約の箱を配するなど神事が決められていますが、実際に「契約の箱」は東北のある県にあります。

古代に遡ると、その時の約束の地は「竪琴」の印象のある諏訪湖、そして罪のある状態のままで永遠の命を得てしまわないように命の木への道を守らせるためにエデンの園の東に回転する炎の剣とともにケルビムを置いています。

諏訪大社には毎年炎神社から火が届けられています。

これらの神事は新しい時代を迎えるための伝承です。

根本の「根源創造主の降臨と道すなわち真理」が公開され、究極の「禊」が「修道」という規範で享けられています。

神の約束はすでに成就されています。

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