猛暑でペットもダウン！栃木県内でも熱中症“患者”相次ぐ

今年の猛暑は全国各地で沢山の方が体調を崩されたり、特に熱中症で病院へ搬送されたり亡くなられている方は相当数出ています。
実はこれは人間だけではなくペットも同様です。

地元の下野新聞の記事では「取材した動物病院では熱中症と思われるペットの受診数が例年の2～3倍（下野）」との事です。
特に犬やウサギは「体表に汗腺が少なく、体温調節が難しいため（下野）」死に至るケースも出ているようです。
「日中散歩」「エアコンを消した室内での留守番」「締め切った車内」などには十分気をつけたいものです。

実際に先日、我が家のペット（犬×1、猫×3）のかかりつけの動物病院も5年ぶり位の激混みだったそうです。
猫は室内で、犬は室外で飼っていますので、猫には室温と水分、犬にはマメに身体に水を掛けたり周囲に打ち水をしたり日陰を作ったり散歩は日が暮れてからと、出来る範囲で気を配っています。
また人間と同じで夏バテがあるようで、食欲減退することも往々にしてありますので、食事の様子や食べ残しなども注意して見ています。

熱中症になると人間同様に自分では体温調節が出来ません。水を掛けたりしてすぐに強制的に身体を冷やしてあげる必要があります。その状態のまま一刻も早く動物病院に！

ペットと言えど家族同様！という家庭も多いことでしょう。我が家もそうですが（笑）
ペットは言葉がしゃべれませんから、様子を観察したり身体を触ったりして体調管理をしてあげるのは、大切な家族の命を守ってあげるための重要な仕事。
熱中症の危険が大きいのもあと1ヶ月ほどでしょうから、どうぞくれぐれもご注意ください！


以下、報道記事です。こちらもご覧下さい。



■猛暑でペットもダウン　県内熱中症“患者”相次ぐ　獣医師「留守番、散歩に注意」
（2010年8月15日 05:00　下野）

　最高気温が30度以上の「真夏日」が続く中、県内の動物病院では、熱中症で運ばれる犬やウサギなどのペットが増えている。体表に汗腺が少なく、体温調節が難しいためで、息が荒くなったり、嘔吐したり、時には死に至るケースも。昨年に比べ、熱中症“患者”が２～３倍に増えた病院もあり、獣医師はエアコンを消した室内で留守をさせないほか、日中の散歩を控えるよう、注意を呼び掛けている。
　「今すぐ連れて行きます」。梅雨明け後、宇都宮市西原３丁目のアンドレ動物病院には、小型犬が心肺停止の状態で運び込まれた。朝は元気だったが、夕方、飼い主が帰宅すると、エアコンを消した室内で倒れていた。病院で酸素吸入や心臓マッサージなどの処置を施したが、死亡した。
　同病院には今年に入り、熱中症の疑いがあるペット約30匹の受診が続いている。昨年に比べると２～３倍といい、犬のほかウサギや猫、フェレット、ハムスターなどもいる。戸崎啓子副院長（45）によると、症状は犬の場合、呼吸がハーハーと速くなり、よだれが出て来る。ひどくなると血便やけいれんが起きる。フェレットも「毛皮を来たようなもの。グタッとしてよだれが出る」という。
　同市清住１丁目のアニマルフレンドにも今年は、昨年に比べ２倍近い約20匹の熱中症“患者”が来院。多い時は１日３匹が同症状で訪れた。赤坂直樹副院長（34）は「犬や猫は体表に汗腺がほとんどなく、体にたまった熱を呼吸で出すしかない」と体温調節が難しいことを説明した上で、「熱中症は触っただけで熱い。塗れたタオルを体に当てたり、水を体に掛けたり、とにかく体を冷やして病院に連れてきて欲しい」と訴える。
　熱中症になる状況ははさまざまだが、特に照り返しの強いアスファルトでの日中の散歩や、短時間で高温になる車内で留守番させるのは危険だ。佐野市金吹町のセントラルアニマルクリニックの亀山与一院長（58）は「買い物のため、密閉した車内に５～10分置いただけで死んでしまうこともある」と注意を呼び掛けている。
　http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20100814/367491