ニセコ移住を夢見て

ニセコに魅せられて移住を決意した夫婦のアクセクストーリー

電気柵の製作(12)

2018年09月18日 19時08分18秒 |  └ 電気柵
イチゴ畑でアライグマ対策に効果があった「電気柵」が次に守るのは棚で熟れてきたブドウ達です。
まずは漏電防止のため草が電線に触れないよう地表面の草刈りからスタート。

ブドウ棚から50cm離隔を取って絶縁ポールを打ち込みます。
ポールの間隔はおおむね2mです。
アライグマ対策なので地表から10cm間隔で4段に電線(ステンレス線)を張ります。

ポールの外側に沿ってステンレス線を繰り出します。
イチゴ畑の時に線が緩んで混線した反省から、ボビンの芯にきつめの心棒を入れ、0.4mm幅のノコでスリットを切った間から線を繰り出す事で線が緩まないようにしました。
繰り出し中はスリットから「キーキー」と音が出て「楽器を奏でているのかい」とお隣さんから冷やかしも

10cm間隔で3段まで取付けたところで材料不足が判明、とりあえず3段で運用開始します。

電撃装置とソーラーパネルを設置して配線。

ステンレス線は一周32mと長いので大地間の静電容量は0.7nFありました。
イチゴ畑の時よりは電圧は低めになります。

片端に釘を付けて地面に刺した線を近づけて火花が飛ぶ事を確認。
約1cm位に近づけると火花が飛ぶので、電圧は10KV程度と思われます。

前回の運用でバッテリー消費は思ったより少ないので今回も昼夜連続で運転します。

ブドウを食べに来るのはアライグマだけでなくスズメバチもやって来るのでこの後房の袋掛けもやりました。


【9月22日 追記】
4段目の線を追加しました。


運用を始めて4日経過しました。今のところブドウ達は無事です。


【10月26日 追記】
守られてきたブドウ達を無事に収穫しました。
左が旅路、右がネオマスカット

二日おき位に草が伸びて電線に触れていないかチェック、一度だけ1段目と2段目の電線が体当たりを受けたのか歪んでいた事がありましたがブドウに被害はありませんでした。

張っていた電線を巻き取り、電撃装置とソーラーパネルを撤去。

電撃装置の内側に雨が浸入したのか?ターミナルに錆が出ています。
来春はイチゴ畑で再度活躍予定です。
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2 コメント

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アライグマの被害 (じゅん)
2018-09-18 21:29:34
ご近所の農家でも、最近アライグマに枝豆を相当食べられてしまったと、憤慨されていました。ニセコ周辺には多いのでしょうか?困ったものですね。
じゅんさん こんばんは! (ニセコヨーテ)
2018-09-19 19:06:30
枝豆を食べるとは 
初耳です。我が家も枝豆作っていますが、今のところは見向きもされず被害なしです。
ご近所の農家さんの枝豆は特別に甘くて美味しい枝豆なんでしょうね。

こちらの周辺の農家さんもアライグマにトウキビなどが食べられたと言っていますので多いようです。
暗い時を狙って出没するので、私はまだ一度も姿を見た事がありませんが。
タヌキやキツネと違って上に登って来るので本当に困ったものです。

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