仮説33の5:出口王仁三郎氏がご存命の時には、ホツマツタエ全文はまだ発見解読されていなかった
倭国の書は昔も今も5母音を使っている。
古事記と日本書紀は壬申の乱で勝利した唐と新羅の占領軍が編纂した書である。
だから、古事記と日本書紀は、朝鮮語と同じ8母音を使っているから倭国の書ではない。
倭国からすれば古事記と日本書紀は偽書である。
ホツマツタエは5母音を使っているから倭国の書である。
神代文字で書かれたホツマツタエ全文は、1990年代ごろ、現在の高島市の日吉神社において発見され、それを池田氏が解読された。
ホツマ文字で書かれたホツマツタエ全文の発見・解読は最近のことである。
このような発見解読の経過だから、出口王仁三郎氏が、ホツマツタエをご存じなかったのは当然なのである。
しかし、ホツマツタエ全文が発見・解読された現代では、ホツマツタエを踏まえて、日月神示などを解読する必要がある。
なぜなら、日月神示を読むと、倭国の歴史書であるホツマツタエを踏まえていると読み取ることができるからである。
日月神示の「〇の中に点」の記号は「宇宙の源(みなもと)」と解読できる。
ホツマツタエでは、「宇宙の源(みなもと)」は天地創造の神であり、天御祖神(あめのみおやがみ)と呼ばれている。
おそらく、艮の金神(うしとらのこんじん)は、天地創造の神である「宇宙の源(みなもと)」のお傍で手足となって働いておられる神々のお一人だろう。
また、「宇宙の源(みなもと)のお傍で手足となって働いておられる神」は、日月神示では「誠の神」と呼べる。
ホツマツタエでは、御中主(みなかぬし)は、人間であり、組織のリーダーという役職名、である。
国常立命(くにのとこたちのみこと)も人間であり、「無我=誠の自己」と「量子三波動」を灯火にして「国を常に立てる」という名前、である。
国常立命(くにのとこたちのみこと)は、志を込めた名前になっている。
隠された真の日本史であるホツマツタエを読めば、国常立命(くにのとこたちのみこと)が、艮の金神(うしとらのこんじん)であるはずがないのである。
国常立命(くにのとこたちのみこと)は、れっきとした人間であり、琵琶湖周辺に古代精神文明のはじまりを開いた倭国の祖である。
ホツマツタエの細かいところはさておいて、ホツマツタエの幹を学んでおかれることは、日本史のだましを防ぐ一助になるだろう。
出口王仁三郎氏がご存命の時にはホツマツタエ全文はまだ発見解読されていなかったから、出口王仁三郎氏が乗っ取りサニワをされたのを無下に批判することはできない。