ニルヴァーナへの道

究極の悟りを求めて

古本探索

2008-01-30 19:33:44 | 




この前の日曜日、久しぶりに愛車オプティーで(笑)、自宅から100キロほど離れている町へ古本探索に出かけた。
半分ほどの距離が海岸線を走るので、海の眺めもなんともいえず気分転換になりますね。
この海岸線を走るときは、米軍放送のAFNが入るので、それをずっと聴いている。
最近は、大統領予備選挙のニュースがメインだ。
ヒラリーとオバマの戦いだが、さて、どちらが、民主党の代表候補となるのだろうか。
共和党はどうもパットした人がいませんねえ。
ハッカビーなんていいと思うんですが・・・・。
やはりなんといっても、アメリカの最近のヒット曲や過去のヒットした曲を聴きながらドライブするというのはわたしにとっては至福の時だ。

ネット上で古本を探すのもいいが、やはり、古書店巡りも、いいものだ。
それぞれの古書店には、独特の雰囲気があり、その雰囲気に触れるだけでも、古書店を訪れた甲斐があったというべきではなかろうか。
ネット上では味わえない雰囲気や感覚を味わえるということですね。

主なものとして、

中沢新一著「虹の理論」(新潮社)
沼田建哉著「宗教と科学のネオパラダイムーー新新宗教を中心としてーー」(創元社)
岸根卓郎著「宇宙の意思」(東洋経済新報社)
コリンウィルソン著「世界超能力百科上、下」(青土社)
中村元著「インド人の思惟方法」(春秋社)

などを買ってきた。
中沢さんの「虹の理論」は、吉本隆明さんの本の中で、この本はオウム信者のバイブル的存在であると語っていたので、オウム問題に関心を持っている者として、今回購入したわけです。まだ読んでいません。これから読んでみます。
沼田さんの本は本屋で立ち読みしたことがあったが、ちょっと高かったので買わなかったが、今回、案外安かったので、宗教学者が新新宗教をどのように描いているのか、じっくりと読んでみようと考えて購入しました。取り上げている教団は、ESP科学研究所、白光真宏会、GLA、幸福の科学、コスモメイト、大山ねず命神示教会、真如苑、などです。最近、島田裕巳さんの「日本の10大新宗教」が、爆発的に売れているようなので、沼田さんと島田さんの描き方、分析の仕方の差異などにも興味があったからです。どうして、沼田さんの本はそんなに売れなくて、島田さんの本は売れるのか。まあ、島田さんのほうは新書であるので手軽に買えるということもあるのでしょうが、最近の読者は耐久力がなくなったのか、あまり長くて、ちょっと難しい感じがするものは敬遠するためでしょうか。島田さんの本は忙しい現代人にとって対象の教団の特徴、問題点が一読で理解できるように簡潔に描いていますから、売れるのでしょう。この買わせる技術というものは、オウム真理教や創価学会などの問題宗教を根本から分析するなかで磨かれてきたのではないかなと思っています。それとやはり、取り上げる対象の違いということもあるのでしょう。新新宗教は話題になることはあるが、そんなに日本には根付いてはいないということか。新宗教はその点、規模も大きいですし、日本の土壌に着実に根を下ろしているという感じがする。あと、この本の中に取り上げられた10大新宗教に関係しているか、興味のある人はどうしても中身が知りたいですから、買うのかも知れません。
岸根さんの本はかなり分厚いです。かつて岸根さんの「文明論」という本は、オウムの青山弁護士の本の中でも紹介されていて、記憶に残っていました(笑)。
コリンウィルソンの翻訳本はかなり高いので、買いそびれていたものがかなりあるが、今回、そんなに高くなかったし、本がきれいだったので、躊躇なく買ったというわけです。
中村元先生の本、はインド哲学に興味を持つ者として、できるだけ手元に揃えたいと思っています。

この時期は一番寒い時ですので、読者の皆さんも体調にはくれぐれも気をつけてください。このエントリーの最後に「冬のリヴィエラ」を貼り付けておきます。この歌でも聞きながら、夜は暖かくして、ゆっくりお休み下さいませ。

Mori Shinichi - Fuyuno Riviera 冬のリヴィエラ






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