ニルヴァーナへの道

究極の悟りを求めて

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英語の達人からのアドバイス(3)

2007-04-01 01:07:57 | 英語
『国際人になるためにーー加瀬俊一英明の親子対談ーー』(芙蓉書房)より
Ⅶ 英語の上達法ーー①

1 ロンドン・タイムスの社説を暗記

幣原喜重郎さん

俊一  幣原首相が、人間宣言を英語で書いたことが話題になったが、幣原さんは議会の演説でも、何でも英語で書いちゃうわけなんですよ。それから日本語に直すのです。
  ところで彼は、英語は日本一だと思っていたようですし、なかなかよくできました。幣原さんの英語の上達法はね、ロンドン・タイムスの社説を毎日四つか五つ暗記した。それが上達した理由だといっていた。

重光葵さん

俊一  それから重光(葵、元外相)さんがいます。この人は、語学はあんまりうまくはない。もともとドイツ語で外交官試験を通った人ですが、ロンドンに転任になってから英語の勉強をした。
 わたしはもちろん会ったこともない人ですが、ミス・フライという、「蝿」ですね。ミス・フライという人が、彼の英語の先生だったそうですよ。それがロンドン・タイムスの社説をいっしょに読んで発音を直していく。その当時の重光さんは、書記官ですね。二等書記官ぐらいかな。ミス・フライは毎回直すんですって、お前、読めといって。それじゃあダメだといって、社説一つやるのに二時問ぐらいかかって発音を直したり、意味はわかったかと聞く。意味はわかったというと、それじゃ、その感想を述べよ、というふうにね、ロソドン・タイムスの社説が教材だったそうです。
 幣原さんもロンドン・タイムスの社説を教科讐にして、丸暗記したんですね。毎日四つくらい暗記したっていうから大変なことですけど。ロンドン・タイムスの社説は、外交間題が多いですから大変いいということでね。重光さんなんかも、その真似をしたんでしょう。

英明 暗記というのは、一種の詰め込み教育ですね。それも、自分に強制するね。でも、英語を学ぶ時に、この詰め込み教育ほど威力を発揮するものはない。ことぱは何といっても、子供のころからの記憶と学習の集積ですからね。それをこちらは短時問で身につけようとしているのだから。

2 英語の天才・チャーチル

俊一  ところで、語学の上手なチャーチルね、チャーチルくらいりっぱな文章を英語で書いた人はない。チャーチルは外国語が下手なんですが、英語は天才でしてね。チャーチルのフランス語なんて聞けなかった。自分じゃ、うまいと思っているようだったけど。
  英語はしかL、ご承知のとおり、幾つかの賞をもらっているでしよう。彼に、わたし聞いたことがあった。どうして英語でそんな達文を書くようになったのかって。彼はイートンで、ハローに入れなかったんですよ。あれだけの名家の生れたのにね。それはラテン語ができなかったから。ラテン語だけは、彼はもう一生覚えられなかったんですよ。ラテン語の先生と喧嘩してね。先生のシルク・ハットの上に腰かけて、叩き出されたりしてね。
  欧米ではご承知のとおり、ラテン語というものが基礎ですからね。日本の昔の漢文みたいなもので、ラテン語をお前免除してやる、その代り英語でいけと、こういうことです。そこで彼は、英語に熱中した。それでサンドハースト(陸軍士官学校)に入ったんですよね。
  そのころには、マコーレーの文章を十頁や二十頁は暗記していたそうですよ。彼の英語研究はマコーレーから始まったんですね。『クライブ伝』とかいろいろあるでしょ。なるほど、チャーチルのスタイルにはどこかマコーレー的なものがありますよ。格調が高くて、雄大ですね。マコーレーがそうですよ。当節からいうと、ちょっとスタイルが古いかと思うけれども、しかし、りっばな英語ですね。
一生懸命にマコーレーを暗記Lた。イギリス人の自分が暗記してうまくなるくらいだから、結局、外国人だって暗記がいいと思うといっていましたよ。それに、彼は芸術はすべてイミテーショソだと言っていました。
  英語がうまくなるのも芸術に精通するようなもので、要するにイミテーションだ。偉い人のマネをするんだというわけです。

英明 ぽくがエール(大学)へ行っていた時に、あそこの美術科は有名なのですが、パウハウス(美術学校)でパウル・.クレーといっしょに教えていたヨセフ・アルバースがいました。もう、だいぷ年でしたが、頑固な人だった。あのころは、ぼくは絵を習っていたことがあったげれど、アルバースぱよく「自分の気にいった人を模倣しろ、それからスタートしろ」といっていましたね。

俊一 チャーチルは絵を描くでしょう。あれも誰かのイミテーションから始まったんでしょうなあ。だから英語の文章に戻るけど、これはという人の文章の真似をしろっていうことですね。ですから、わたしもずいぶん暗記しました。結局、いい人の文章を暗記するのが賢明でしょう。

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語学は、やっぱり、暗記なんですねえ。
最近、英語の上達法として、よく目にするのが、英語の朗読ということですね。
自分の気に入った文章を毎日、お経のように唱えるというものですが、加瀬先生のアドバイスをブログに紹介させてもらったので、私も、これから、何か、気に入った文章を毎日、般若心経を唱えるように、朗読していこうかなあ、と考えています。
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