なぜ祭政なのか、祭政社会・祭政文化・祭政政治、古ぼけたイメージだ。
タイコをドンドコドンドコ、それ火あぶりだ・それカマゆでだ、なんて野蛮だろう、これを乗り越えるために成立したのが近代世界ではなかったか、それは、人間中心の合理的社会だ、これで、すべてうまくいくと思われた。
この世界は人間中心の人間主義、ところがアタマのいい者が成功し、組織や集団がハバをきかす、おカネと組織の銀行がダントツになり、年月の経過とともにこの世界の王者・支配者になった、
彼らの情報と金融のネットワークが張り巡らされて、現代世界は、ほんの1~2%のBillionaire・億万長者と90数%の大衆とに分別され、そして、まあまあの収入のクラスと時給が800~900円のニートやハケンに区別される。
あの祭政、人間以上の価値をセットした、すなわちカミを祭る、「カミ」は上であり神さまである、「上」は先祖に通じる、だから、この社会は、現実世界の人間の傲慢(ごうまん)をたしなめることができる。
あの金持たちは、それほど評価されない、尊敬されない、それ以上の価値があるからで、これこそが、人々のこころを豊かにする、
「わるいことをしたから、お金持になったんでしょう」
つつましくほこり高い生活、「正直の頭(こうべ)に神やどる」、まあ、現実は、このままであるが、ひとまずは奥行きのある社会になる。
あとは、徐々に徐々に、変えていけばいい。