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世界初、植物の発光を用いて化学物質の毒性を測定する方法を開発

2008-05-10 09:02:30 | Weblog
先月3日、電子部品製造・販売の浜松ホトニクスは、独立行政法人 国立環境研究所と共同で、植物が光合成する際に発生する「遅延発光」という現象を利用して、化学物質の毒性を測定するシステムを開発したことを発表しました。「遅延発光」を用いて毒性測定するシステムは世界で初めてということです。
化学物質の毒性試験法は、経済協力開発機構(OECD)が標準法として定めた「藻類生長阻害試験」(TG201)があります。これは測定する化学物質を加えた液中で、単細胞の藻を72時間培養し、その増殖を調べる方法ですが、測定に3日間を要し、試験費用は1検体で80万円前後掛かります。
同社は、より短時間、低コストで毒性を測定出来る方法を開発する為、植物の「遅延発光」に着目しました。植物は光合成によって光をエネルギーに変え、細胞に蓄積します。ところが、光が遮断されると逆の反応が起こり、細胞に蓄えられたエネルギーが変換されて、微弱な光を発します。これを「遅延発光」と言います。
同社では、化学物質を加えた液中で藻を24時間培養し、発生する遅延発光を60秒間計測して得られるフォトン(光の単位)の積算数が、標準法TG201で72時間培養した藻の増殖と相関関係にあることを発見しました。この相関関係を利用して、検体の遅延発光を光電子増倍管で検出し、発光量を正常のものと比較することで、毒性が測定出来ます。
この高感度光検出装置を用いた「光バイオアッセイシステム」は24時間で測定出来、所要時間は標準法の3分の1となります。コストは10分の1になり、更に標準法と異なり、機械による測定の為、専門技術を必要としないメリットがあります。
光検出装置は10月に製品化される予定で、価格は250万円前後の予定ということです。農薬や洗剤、化粧品メーカーや、工場廃液、下水道の毒性測定などへの普及が期待されます。
低コストで簡単に毒性を計れる画期的な方法ですね。環境中に排出された化学物質は現在、数万種以上あり、そのうち毒性が確認されているのは数百種程度ということですので、この方法で、まだ確認されていない物質の毒性が早急に確認されることを望みます。

http://jp.hamamatsu.com/hamamatsu/press/2008/2008_04_03.html
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080404/150010/
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20080405ddlk22040161000c.html

(信)
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