日本の真実

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日本の記念すべき日 其の四 2月11日 大日本帝国憲法公布

2007-02-11 14:44:22 | Weblog
◎「大日本帝国憲法」公布 東アジア初の成文憲法制定
 (明治22年:1889年)

1868年に発足した明治政府はそれまでの幕藩体制に変わる新たな政治体制を模索していました。そして、1875年(明治8年)に「漸次立憲政体樹立の詔」を公布して、立憲君主制とすることを表明し、元老院を設置して、憲法の起草に取り掛かりました。
憲法の早期制定を主張する大隈重信は1881年(明治14年)、イギリス式の議院内閣制を提唱して意見書を提出しましたが、対立する伊藤博文らによってに失脚させられ、この後伊藤が中心となって憲法制定の作業が進められました。
1882年、勅命によりヨーロッパに渡った伊藤は各国の憲法を調査し、君主権の強いドイツ(プロシア)憲法が天皇親政を目指す日本に適していると判断。翌年帰国すると井上毅に憲法草案の起草を命じました。草案は1888年(明治21年)4月に完成し、枢密院で審議された後、1889年(明治22年)2月11日、紀元節(神武天皇が即位したとされる日)の日に「大日本帝国憲法」として公布されました。
「大日本帝国憲法」は東アジアで初の成文憲法であり、アジア全体でもトルコのオスマン帝国憲法制定(1876年)に次ぐものです。これにより我が国は立憲君主国家となり、近代国家としてのスタートを切ったと言っていいと思います。
「大日本帝国憲法」は第1回帝国議会が開会された1890年(明治23年)11月29日より施行され、大東亜戦争敗戦後の1947年5月2日まで改正されることなく、実効が続きました。
(信)