日本いきいき倶楽部

地球環境問題から地域創生、少子高齢化など様々な社会問題について、日本いきいき倶楽部で提言いたします。

「日本いきいき倶楽部」(37)「自然農法」への挑戦9

2017年05月31日 15時07分43秒 | 日本の未来
「日本いきいき倶楽部」(37)「自然農法」9
葉物野菜にも、健康の度合いがあることについて。

ホウレンソウなど、葉物野菜を選ぶとき、いきいきとした緑の濃い方を選ばれていませんか。
もし、色の濃いものと、少し、緑の程度が薄くて、「草色」のものが並んでいましたら、「草色」の方を選ばれた方が良いと「自然栽培」では考えられています。
(36)号でお話ししました木村氏は、「自然栽培」で作る野菜の葉の色が、自然の野草と同じ色になる・・・と、指摘されています。
大根の葉の場合、草色の葉っぱで、一般栽培のものとは、見掛け上は、何か頼りなげに見えるそうです。
しかし、熱湯などに入れますと、色鮮やかな緑になるそうです。
「自然栽培」の野菜は、「あく」が無く、野菜そのものの味がするそうです。
甘いものは甘く、辛いものは辛く・・・と、個性豊かなものになっているとのことです。

表題に戻りますが、健康のために取る野菜に、「健康の度合いに違いがあるの・・・」と、質問されそうです。
肥料をたっぷり与えて、作りましたら、「野菜の肥満児」になってしまうのです。
(31)号でお話ししかけました「硝酸態窒素」と併せて、お話しさせて戴きます。

「メタボ野菜」は、必要以上の肥料分が取り込まれていて、野菜本来の持ち味が無くなっているそうです。
もし、スイカなどに窒素肥料を多く与えますと、葉や茎が、どんどんと伸びて、「いわゆる弦ボケ」になってしまいます。
何とかスイカが獲れましても、「水っぽいもの」となっていましょう。
それは、スイカの樹が作りだす糖分を、窒素成分が、成長の方へと使ってしまうからです。
トマトも、窒素の成分が効きすぎますと、トマトが成らなくなると言われています。
ところが、葉物野菜は、葉っぱに必要以上の成分をため込むことが出来るのです。
しかも、葉っぱが、見掛けが良くなる・・・と言う、困った現象を見せてくれます。
「メタボ型葉物野菜」の中に、「硝酸態窒素」が沢山含まれるようになるのです。
「硝酸態窒素」の害を発見した立役者は、「かわいい赤ちゃん」だったのです。
お母様が、「赤ちゃんのために・・・」と、精魂込めて作られた「離乳食」の中に、ほうれん草など緑の野菜をすりつぶしておられたのです。
あかちゃんは、きっと、嫌がって泣かれたことでしょう。
しかし、お母さんの「赤ん坊は、野菜嫌い・・・」との思い込みが、無理やりすすめられたことでしょう。
その結果、赤ちゃんは,酸素欠乏状態になり、口からカニのように泡を噴いて、顔を真っ青にしたそうです。
1980年代に、主に欧米でその事が知られたのです。
「ブルーベイビー症候群」と言う症状だそうです。

子供さん達が、「野菜嫌い・・・」だと決めつけずに、「自然栽培」の野菜を食べて貰っては如何でしょう。
大人達へも、「硝酸態窒素」は、発がん物質の生成や、糖尿病を誘発するのではないか・・・と、心配されているそうです。

「いきいき菜園」では、「窒素肥料」が効きすぎないように、気を付けながら「スイカ」などを作っています。
葉物野菜は、秋ごろからやって見ようと思っています。

木村さまは、「自然栽培」で作られたものは、「腐敗しないで、発酵して行く・・・」と言うことに気が付かれています。
ブドウなど、自然栽培で作られたものは、「放置しているだけで、干しブドウになって行く」と、仰って居られます。
いきいき菜園で採れたトマトなど、「この発酵試験」に挑戦して行こうと思っています。
平成29年5月31日