幼稚園初日はこんな風

どっと疲れて脱力中です。

今朝８時２０分　幼稚園に初登校してきました。

日時とクラスの担任の先生の名前と場所を

園長先生がおととい留守電に入れておいてくれたので、

その二つの情報のみを持って行ってきました。

３月に幼稚園に申し込みに行って以来、なしのつぶてで

ほんとうに登録されているのか疑心暗鬼になってたので

無事通える事になっていてよかった。

しかし安堵感もつかの間

日本のように晴れ晴れしい入園式はないとは知っていたけれど

どんなものか予想できない出来事に向かわねばならぬ時はやはり緊張します。


時間通りに到着すると、まだ門が開いておらず、待っている父兄と子どもがわんさかいて

コンサートの開始前のような風情。

いつものように両親二人ともついて来ている家庭も多いので、

大人が多くて私も櫂人もけっこう気圧される。

ひと　いっぱい　とつぶやく櫂人。

門があくまでは何とか緊張と戦っていた櫂人も、門が開いてどやーっとみんなが流れて行くと


うち　かえる　うち　かえる


と叫んで　抵抗する、泣き出す、逃げ出す


第一関門、門を通り抜ける

第二関門、建物の中に入る

第三関門、自分のクラスに入る


人の流れに逆流して走り出す櫂人を目でとらえながら、それでも私が動かずに、

頃合いを見て彼に背を向けて先に進むと、今回ばかりは私を追いかけて来た。

時間前に着いて門が開くのを待っていたのに、結局　クラスの先生に引き渡したのは　最後。


ひとつここで疑問を投げかけたいことがあります。

クラスに入るまで　いやいやして抵抗していたのは

私の息子　ただ一人だったんです！

否応無く目立つ私たち親子を見る　ご父兄や先生達の視線は暖かかったけれど...


幼稚園初日、日本じゃそんな子どもであふれかえってるんじゃないかと予想する私ですが

それは間違いでしょうか？


他の子どもは、親に手を引かれて　それは素直に門をくぐり建物の中に消えて行きました。


さすがに年少さんクラスでは、クラスに入って親と別れてから泣き出す子もいましたが

そんなの親にとっては痛くも痒くもない。なんて世話のかからないフランスの子達！


しかしこの違いは何でしょう??


そして、何とか子どもを預けて　帰り際園長先生に　１１時半に迎えに来てね

といわれるまで、お迎えの時間も知らない私でした。


この違いもすごいな。


これから、毎朝あの人だかりと　行列に並んで子どもを引き渡すのかしら。


あの行列は、滞在許可証をもらう為に奔走した日々を彷彿とさせる。

気が　おもい～。

息子　大丈夫か　それも心配～。