フランスへの階段

変わったこと。昔は階段を一段ずつ登って行くイメージだったけど 今は一段ずつ降りて行きたい。

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たんぽぽを知らない人々

2015-05-04 08:26:41 | 日々感じたこと

この2週間の春休み中に義母が来て10日間滞在していった。

今朝 6時半にスーツケースを持ったピラールを見送った。

飛行機が朝の9時、それから2時間後にマドリッドに到着して、午後3時頃のバスでパンプローナに向かい

夜9時頃家に到着するといういつもの日程だ。

69歳になる義母はやはり頑強な部類に入ると思う。


子供たちと4人でリールという町に繰り出し日は、青空なのに北風が強く春なのに凍えるような一日だった。

寒いと体力を消耗する。町中歩いてさぞかし疲れただろうと思い、翌朝。

昨日疲れたからよく眠れたでしょう と聞くと(義母は不眠傾向がある)

昨日?昨日は歩いてないわ。少ししか。


日頃 もうフエルサ(力?)がないから 瓶のふたが開けられない

私が鍬を持って畑仕事をしていると 私はフエルサがないから無理

というピラール。

 

思わず笑って 足はまだまだフエルサがあるんだとからかった。

 


今は庭にタンポポが咲き乱れ 私はその駆除に精を出していた。そのときだったか、一緒に出かけたときだったか

ピラールに この花ってなんていうのと タンポポを指差して聞いてみた。


少しの間じっと見た後、知らない と答えた。

そのときは驚きを飲み込み 黙ってやり過ごした。

同じ日 夫にこっそり 同じ質問をしてみた。

答えは 同じ。タンポポの名前を知らない。

 

日本でタンポポを知らない大人が存在するだろうか?

4歳児に聞いても9割以上答えるんじゃないかと思う。


虚をつかれたようになることがスペイン家族と接していると ある。


もうひとつは スペインにはスペイン独自の民話が もしかしてないのだろうか?

という疑問。


グリム童話やアンデルセンはある。でもスペイン独自の 日本の昔話のようなもの。

ピラールが子供たちに買って切れくれる絵本はぜんぶディズニーの絵柄のディスニーの話。

できればスペイン独自の民話を読んでやりたいと思う。

私もそれなら読む気になるというものだ。(少しは...)


イーニゴも義母も子供たちに絵本を読むのがおっくうである。

買ってきてくれても 私が読む訳 なかろう。ピラールは買ってきてはくれるが、自分で読み聞かせる気はないようだ。

だから家にあるスペイン語の本は 持て余し気味。


あんまりスペイン語に熱心でも、フランス語がますます追いやられてしまうかもしれないので

困るんだけどね。


ほんとうに なかなかフランス語を受け付けない うちの子供たち。

かいとはもうすぐ8歳。話すのはまだまだ日本語が母語状態で、フランス語でなかなか自由に表現できない。

一方 読み書きはフランス語の方がみっちりやっていて、日本語は読みはまだしも書きは、

「きお わ あいのあ ちんが....」(きょうは あいのあ ちゃんが...)

のレベルだ。

フランス語の発話を待つより 日本語の表記をきっちり教えた方が早いか という気になってくる。

このままいくと 話すのは日本語が母語、読み書きはフランス語が母語という状態になりかねない。

 

かいとは ミニオンのゲームをしながら 「どけどけ~ パラリラパララ」

といっていた。パラリラパララって.... どう考えても暴走族の鳴りものとしか思えない。

私は教えていない。


ある日は 「マリア様って 地球を守るために結界を張ってるの」

と聞かれた。


こんな純粋培養 日本的おタクな男がこの地で育っている。

いくらか懸念もあるが広い心で見守っていきたい。


義母の滞在中、今までになく快適に過ごせた。

でもおばあちゃんがかえっちゃうということで泣くかいとのような気持ちはない。

やはり、張っていたものが緩んだ感じが 今している。

ある程度は窮屈だった。


子供はなぜそれがないんだろう。すーっとピラールがいる状態にとけ込んでストレスを感じない。

私に食事の支度や多少の負担がなかったとしても、やはりいつもの家族でない人物がいると

同じようにくつろげない。


その違いは何だろう と思う



 

 


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5 コメント

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Unknown (cazorla)
2015-05-04 23:02:19
うちの夫家族は知ってる たんぽぽ。
もしかして 北のほうは少ない? アマポーラのほうが スペインではメインの野の花かも。 アマポーラは歌もあるし。
うちの子供達は なんていっても カソルラ弁。 方言って ある部分 文法外というか文法的に間違いが多くて。 パラを パッ と発音したり。 ボニータをボニーカと言ったり。
最近 マリア 日本語勉強始めた。 4歳までは日本語しか話さなかったんだから できるようになるよね と期待してます。 漢字もおぼえつつあります。
と ちょっとうれしいような。 でも どうなんでしょうね。
最近 在日の外国人の日本語ブログってけっこうありますよね。 おとなになってちゃんと書けるようになるってすごい。
Unknown (cazorla)
2015-05-06 07:10:16
ちいさな子供って不思議に血のつながりにびんかんです。 というのを書くのを忘れてた。 あまり会わないおじいさんや おじさんが 好きだった。 大きくなるとそういうのも消えていく。 さびしいけど。 もっと人間対人間の付き合いというか。 あうあわないも出てきて。 子供って不思議
Unknown (emuemu)
2015-05-09 16:38:02
タンポポを知らないか。世界には日本と違う感覚が
まだまだあるね。

やはりいつもと違う人がいると、くつろげないよねえ。わかるわかる。うちにも数日インドネシアのお客がいたの。あちこち連れて行き、自分のことは何もできないわよ。パソコンにも向かう時間はない!

ゲームも考え物だね。そこから変な日本語を覚えて
しまうなんて。特に小さい頃は。
かそるらさま (おーやま)
2015-05-11 21:41:05
知ってるのか! たんぽぽ。じゃ一概にみんな知らないと言えなくなっちゃった。

早速マリアちゃんに教えてください。
北の人は此花の名前を知らないんだってさって話のついでに。
たんぽぽ。
庭のたんぽぽの葉っぱでサラダ作ったんだけど
なかなか食べられました。ポーチドエッグのせて。
カリカリのパンとベーコンがあればさらに◯。
emuemuさん (おーやま)
2015-05-11 21:51:39
emuemuさん達もよくインドネシアに行くし
来てもらうし。親戚付き合いが活発ですよね。

来てもらってその上、接待してたら大忙し....

うちは10日中、二日 出かけました。
日本の感覚だと、そんなまったり過ごさないでしょ?
今回はイーニゴが結構家にいたからよかったけど
何してるって、遅めの昼ご飯食べた後 ピラールと
イーニゴはスペインの衛星放送を並んでみてる。

パンプローナにいる時もそうだな。  笑

その間、私は 庭仕事したり読み物したりできるって訳。悪くないでしょ。

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