啓二、ひろ子、かおるはお台場の大江戸温泉物語にいる。
「東京駅は明治からの歴史の分かる場所だったけど」
このかおるの言葉にひろ子は、
「そうねえ、東京駅が懐かしい明治の香りなら、このお台場の大江戸温泉物語は本当の江戸の香りが漂うわ」
ひろ子が目を輝かせてこう言う。
「気に入ってくれたかい」
啓二もはしゃいでいる。
「露天風呂つき個室を予約してあるんだ」
啓二の言葉にひろ子とかおるは、
「うわあ、すごい」
と歓声を上げる。
「江戸時代の江戸っ子の気分を味わえるよ」
三人は子供に返ったようだ。
「さあ年忘れだ」
啓二の言葉にひろ子とかおるがうれしそうに頷く。
*この物語は中井貴一、薬師丸ひろ子、杉田かおるをイメージして描いています。