二宮正治の世界2です。

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二宮正治小説:心の旅路の果て:第56回

2014-12-19 03:57:17 | 日記

「うわあ明治時代が目の前に」

 ひろ子が東京駅の夜景を見てこう言った。

「これは芸術ね」

 かおるも東京駅の美しい風景に驚嘆している。

「日本の顔だよ」

 啓二が満足そうに呟いた。そして、

「さあみんな東京駅の中を歩いてみよう」

 ひろ子とかおるを促す。

「それにしてもこの東京駅って国際ステーションね」

「ホント、世界の言葉が飛び交っている」

「日本のいろいろな地方の言葉もあるよ」

「ええ、さすが東京駅」

 三人は東京駅の隅から墨まで歩く事にした。

心は少年少女に返っている。

*この物語は中井貴一、薬師丸ひろ子、杉田かおるをイメージして描いています。