輪行です。大宮駅の階段をのぼり、改札に入り…うーん、ちょっと重い。でも、心配していたほどではなく、なんとか人や物にぶつからず、ホームまで到着。
長野新幹線では、座席の前には輪行バックを置けず、車輌の間の通路に置きましたが、万が一盗まれたり、倒されたりしたら…と思うと心配で、一番前の指定席から通路の自転車をしょっちゅうチェックしていました。気が気ではありません。
写真は電車「妙高」の座席、長野から黒姫駅に向かう車中です。この電車は空いているし、目の前に自転車を置けるので安心。
そして、黒姫駅に無事、到着。駅にクマさんが車でお出迎えしてくださり、一路、宿へ。
今回の合宿は晴天に恵まれました。
紅葉も始まっていて、黒姫の山は黄色と赤に染まり始めていました。
12日は、直江津まで行って帰ってきます。行きがダウンヒル、帰りが緩い坂をずっと上ってくる、「行きはよいよい帰りは怖い」という行程。高低差800m、片道約45km。
稲刈り前の黄色い田んぼ、ほんのちょっぴり色づいた山、ピンクの美しい秋桜などを眺めながら下ります。風が心地よいなぁ。この道は2回目なので前よりは短く感じます。恐怖心いっぱいのトンネルも無事通過し、とりあえず順調です。国道18号をひたすら走り、お昼のお寿司やさんに到着。休日とあって、待っているお客さんがたくさん。待ち時間を利用して、希望者は日本海まで行くことになりました。
おおっ!日本海だ。
日本海を見るのは人生で3度目。灰色がかった荒い海です。やはり演歌が聞こえる♪。
お寿司屋さんは、ネタが大きく、新鮮で美味しかった。回転寿司などとあなどってはいけません。特に鯖の押し寿司は最高!貝類の種類も豊富です。さすが漁港の近くです。
おなかいっぱいになったところで、つらい上りを帰ります。9月に完走できたので、多分帰れるだろうとは思うのですが、出発してしばらくすると足がはってきます。ペダルを踏まないで回転させなきゃ、などと思いつつ漕いでいきます。でも、やっぱり集団からどんどん離れていきます。
それでも、今回は、近所にお買い物するくらいしか自転車に乗ったことがなく、こんな長距離を自転車で走るのは初めてという20代前半のスケボー職人A君、輪行でどこでも出かけるたくましいKさん、そしてサポートのGさん、Mさんが、なんとなく一緒の集団で走ります。A君は「お尻が痛い」と泣き、私は「足がぱんぱん」と泣き、Gさんが「よくがんばってますよ」と励ましてくださり、なんとか完走しました。予想どおり、途中から日がとっぷり落ちて真っ暗に。。。。準備してきたライトが大活躍でした。
A君、本当にがんばりましたね。T字ハンドルと柔らかめのサドルでは、本当につらかったと思います。20代で筋肉のある若者ってすごいなあ。。。と改めて感心。
この日はバーベキューで締めくくり。食べて、飲んで、おしゃべりして…あっという間にtimeになりました。
13日は、斑尾高原へ。すっきりとした快晴。 昨日の疲れをとるために朝風呂に入ってから出発。
快晴の野尻湖を初めて見ました。
湖の色は碧く深く、湖面は静かで、水量も豊かです。
湖畔の田んぼで稲刈り中。
稲を田んぼから刈り取り、お米を稲穂から取り出し、お米を取り去った稲の茎をクルクルまとめてお尻からポイッと投げる稲刈り機に大興奮。面白い~。
さあ、斑尾高原に上ります。ここも2回目なので、前よりは近く感じます。途中、Mさんがいろいろ話しかけてくれて、疲れも和らぎます。
途中のタングラムスキー場は、紅葉がきれいです。
きのこも肥えて成育中。
ここからが、さらにきつい上りです。遅くなってしまう人にはベテランライダーさんが付き添ってくれます。良かったね。
私は…マイペースを守ることが一番とばかりに黙々と走り続け、サポートカーから励ましてくれるMGさんの声援を受けて、無事に完走。
斑尾高原の美しい景色を堪能して、田舎で美味しいアップルパイをいただき、下山。
温泉に入って解散。とっても気持ちのいい露天風呂でした。
2日間の走行距離、約150km(12日が約100kmとのこと)。
サポートしてくださった皆さんに心から感謝。
とうていひとりでは、この距離、この上り坂を走ることはできません。2日とも前回と同じコースでしたが、前回よりは、ちゃんと走れているかも…という気持ちでした。
とっても楽しい合宿でした。お疲れ様!