虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

サイレントヒル(2006/アメリカ)

2007年04月05日 | 映画感想さ行
SILENT HILL
監督: クリストフ・ガンズ
出演: ラダ・ミッチェル     ローズ
    ショーン・ビーン    クリストファー
    ローリー・ホールデン    シビル

 ローズの9歳になる娘シャロンは、夢遊病のように無意識で歩き回ったり、描いた覚えのない絵を描く、“サイレントヒル”とつぶやくなど、奇妙な行動を見せるようになる。ローズは、サイレントヒルという街が実在することを突き止め、シャロンを救うために30年前に大火災に見舞われゴーストタウンと化したその町に行こうとする。

 元になったゲームは知りませんが、この映画の薄皮一枚隔てたような異世界に入り込んでしまう感覚はけっこういいと思います。あんまり怖い映画ではなかったのですが(警官の件は除いて)終わり方も良かった。その異世界がまた、あるきっかけでまた別の様相を見せる異世界になって…という何層にも重なった異世界をその狭間を突きぬけていくような滑らかでない画面の切り替え方もこの雰囲気では良かったと思う。
 ただ、子どもと母の結びつきとか、母と女のりりしさ、強さが強調されるけど、シャロンを守ろうとするローズの強烈な意思の根源はただお母さんだからで納得するべきなのかな?
 シャロンとアレッサの関係とか、特殊性も、もうちょっと説明欲しい感じでした。

 人間に潜むものを見せられてぞっとするのではなく、救いのない、でも終末でもない行き止まりのような世界という感じがうまく見せてもらった映画だと思った。


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4 コメント

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序盤が特に惜しい (arudenteな米)
2007-04-07 11:16:42
キャラクター(白バイ警官・母親)の行動理由が序盤無理矢理なのが惜しいです。

親子愛の作りなのに愛が哀より弱いからなのかもしれません

父親の描写ももう少し勢いがあればラストの切なさが深まるかと…

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理由 (ningyo)
2007-04-10 20:37:23
子どもを愛するのに理由なんて要らない、といえば
それまでですが、
やはりもう少し家族の結びつきの細かい描写があると
ラストの余韻が深く切なくなったのに
惜しい、と思いました。
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よくわかんない (oguogu)
2007-11-18 19:37:40
 TB&コメントさせてもらっちゃいますねぇ~
んー、理解力がないからでしょうか?
最後もイマイチよくわからないかったし、衝動的な行動が多すぎて、わたしは受け付けませんでした><
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確かに説明不足に思いました (ningyo)
2007-11-18 20:46:12
私は、あの救いのなさに感心したのと
ラストで納得できたのですが
確かにもっと説明欲しいと思いました。
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