どうもです!
2か月ぶりの撮影に行ってきました!
行先は最近の定番撮影地、天城です!
今回の遠征もM&M氏と一緒です。
3月終わりにまとまった休暇があったのですが、どうも天気との相性が悪く遠征できず。
結局2月の終わりに遠征してから2か月以上間が空いてしまいました。
ゴールデンウィーク初日からの1泊だったので、現地の混雑を予想して明るいうちの現地入りを目指して正午頃に船橋を出発。
渋滞ひどいかな~と心配していましたが、首都高の一部が混雑していたくらいでジャスト5時間で現地まで行くことができました。
この日は夕方に雷雨、その後に晴れる予報だったため、架台から下の電装系以外の部分だけ組み立ててカバーをかけて雨に備えしばし車内で待機。
予報通り、それまで晴れていた空が一気に雲に覆われ豪雨になりましたが、1時間弱で雨も引き、暗くなる前に余裕をもってセッティングできました。
月があるうちに、フラットとフラットダーク、ダークなどを一通り撮影。
今回の狙いは2月遠征で撮影したものの不満足な出来だったアンタレス付近のリベンジだったので、最初からF3レデューサーを装着。
したがって、フラットについてはヒストグラムのピークが色々な場所に来るように多めのパターンを念入りに撮影しておきました。
F5主焦点の場合は周囲に四角形のD810A由来のケラレが出る他は極めてフラットな画像を得ることができますが、F3RDだとなだらかに周辺に向かって光量が落ちていくのがはっきりとわかります。
したがってフラットが必須なのです。
ところで一つよくわからないことがあって、自分はフラット画像撮影時にトレーシングペーパーでスカイフラットを撮影するのですが、トレペを鏡筒先端に付けての撮影ですから周囲の光をもらいやすく、例えばヘッドライトの赤い光やクルマのライトなど、ライトフレーム撮影時には影響無いような状況でもフラットだとけっこうもらってしまいます。
で、当然フラット画像が赤っぽくなっていたりカラフルになってるのですが、こういうコマはやっぱり捨てたほうが良いのですかねえ。。。
一応ニュートラルグレーに近い色合いのコマだけを使って処理をしていますが、どうなんでしょう???
RAW画像なら関係ないのかなあ????
どなたか詳しい方教えてください。。。
あと、今回はきちんとダークやフラットダークも撮影しました。
結論から言うと、これらも真面目に撮った方が良いです。
ステライメージ8の自動コンポだと簡単にできるので今回ダーク無しと有りの両方試してみましたが、全然結果が違いました。
確かにD810Aは低ノイズで優秀ですが、ISO3200で撮るのが好きで、しかも派手な仕上げの好きな自分の画像強調のやり方だとやはりノイズは厳しいものがありました。
しかし、ちゃんとダークやフラットダークを反映してあげると明らかにノイズが少ないです。
次回からはちゃんとサボらずに撮ることを決意しました。
M-GENのディザリングガイドも早く試したいですなあ。
さて、今回の狙いはアンタレス付近でしたから最初からF3RD装着状態で撮影開始しましたが、メインが昇ってくる前の時間帯の撮影好適な対象は視直径の小さな系外銀河や球状星団などばかり。
何を撮ろうかと考え抜いた挙句に最初に筒先を向けたのはコイツでした。
撮影日時 2017年4月29日22:04から120秒×27枚 総露光時間54分
撮影光学系 タカハシFSQ-106ED+F3レデューサー(318mm・F3)
撮影デバイス D810A(ISO3200)
架台 iOptron CEM60-EC
ガイド M-GENによるオートガイド(ガイド鏡:コーワLM100JC)
撮影地 天城高原
ヘルクレス座の球状星団M13です!
さすがに全天屈指の大型球状星団といえどもF3RD装着焦点距離318㎜フルサイズの画角では小さいです。
というわけで、毅然とした態度でトリミングしています笑
焦点距離1000㎜以上のクラスの筒で撮りたいですなあ。。。
ちなみに当日の天城は夜半前は空の状態があまり良くなく、うす曇りのような状態でした。
適正露出時間もどんどん変動する状況で、撮影開始すぐの約1時間弱分は無駄になってしまいました。
次に狙ったのはコイツ。
撮影日時 2017年4月29日23:20から120秒×32枚 総露光時間1時間4分
撮影光学系 タカハシFSQ-106ED+F3レデューサー(318mm・F3)
撮影デバイス D810A(ISO3200)
架台 iOptron CEM60-EC
ガイド M-GENによるオートガイド(ガイド鏡:コーワLM100JC)
撮影地 天城高原
南天低い難物、うみへび座M83系外銀河です!
当然毅然とした態度でトリミングしています笑
南天の回転花火銀河と呼ばれるだけあってかっこいいですなあ。。。
しかし、南中高度も低く、なかなか撮るのがしんどい天体です。
撮影中は鏡筒が上や斜めではなくほとんど横向いていました笑
駐車場に入ってきたクルマの明かりや赤いヘッドライトの光をもらったコマもありました。
ケンタウルスの電波銀河やω星団も撮ってみたいのですが、南中高度がもっと低いので眺望があまりよくない天城ではしんどそうです。(雲海富士山富士宮五合目しかないですかねぇ)
そんなこんなでさそり座も良い感じの高度に。
そして、空の状態も天の川がくっきり肉眼で確認できるような好条件に。
いよいよ今回のメイン、アンタレス付近の撮影に入りました。
結果はコイツ。
撮影日時 2017年4月30日00:46から180秒×20枚 総露光時間60分
撮影光学系 タカハシFSQ-106ED+F3レデューサー(318mm・F3)
撮影デバイス D810A(ISO3200)
架台 iOptron CEM60-EC
ガイド M-GENによるオートガイド(ガイド鏡:コーワLM100JC)
撮影地 天城高原
処理しているうちに色がわけわからなくなってきて、まるで無限地獄 笑
ので、とりあえず今回はここで処理を止めました。(しばらくしたらまたいじるかも)
前回の焦点距離530㎜はやはり狭すぎました。
クローズアップならこのくらいの画角がちょうど良い感じです。
しかし今回はリベンジ撮影だったにも関わらずにまたやらかしました涙
子午線越え以降の90分の露出が、ガイドし忘れで全てパーに。。。くううううううっ
私の赤道儀は子午線を超えるとデフォルトの設定では自動で東西入れ替えをするのですが、入れ替えた後、ピントも合わせ直し、構図も入れ替え前と概ね揃え…たのですが、オートガイドの設定をやり直すのを忘れていました…
今回はF3でトータル1時間露出と露光量はそれなりに確保できましたが、自分の構想とは大きくずれてしまいました。
どうやら三度コイツに挑まなければならないようです。
とは言え2か月ぶりの遠征は楽しい遠征となりました。
前回は仕事場から直での遠征であったため疲労で寝てばかりでしたが、今回は多くの方々と楽しく過ごすことができました。
いつものM&M氏に加え、youtubeでいつも動画を楽しく拝見させていただいているkawakami machidaさん。
twitterで相互フォローさせていただいているけーたろさんと大勢の若い衆(笑)。
他にもお名前などをうかがうことができませんでしたが何名かの方とお話しできました。
さすがにゴールデンウィーク初日だけあって、駐車場は星屋で一杯でしたね。
そして、仮眠をとって、9時前に現地を出て無事帰還しました。
実は今日も0:20の月没後3時間一本勝負で天城でアンタレスのリベンジに挑もうと考えていましたが予報が一気に悪化。
福島方面なら晴れるかもしれませんでしたが今日の遠征は流しました。
次の新月以降しばらくの間は結構仕事との兼ね合いで厳しそうです。
今年度は昨年度までと倍以上の仕事量になってしまいました涙
次はいつ遠征できるかなあ。。。
全然関係ありませんが、どん!
ラーメンにフランスパンなんて…って思ってた以前の自分を殴りたい笑
ではでは!