川島良子看護師を偲ぶ

2020-09-24 | 日記
 私が川島さんと出会ったのは平成6年、つまり研修医1年目として神戸大学病院の小児科研修医に赴任した年でした。今から26年前です。当時の大学病院の看護師さんは研修医にとても厳しく、私は看護師さんに叱られないように気を張りつめていましたが、川島さんは研修医に対しても1人の医師として丁寧に、時には母のように優しく接して下さる存在でした。平成7年の阪神淡路大震災で被災した時、病棟で共におにぎりとゆで卵を頬張りながら、余震にビビる研修医に「私達は患者様をおいて逃げ出すわけにはいかないから運命共同体ですよ!」と励ましてくれました。平成7年春に私は関連病院に巣立ちました。
 平成23年に定年退職後にこにこハウスにお迎えした川島さんと再会を果たしました。16年の時を経たと思えない変わらぬ美貌、姿勢、歩くスピード、声の張り、仕事に対する情熱・・・何が秘訣ですか?と尋ねたら、朝冷たい水で顔を洗う事だと教えてくださいましたが、他に何かある筈だと思い、私は冷たい水で顔を洗う事は真似しませんでした。ご自身の都合や体調不良で仕事に穴をあける事は決してなく、急に欠員がでた場合にお願いするといつも急な勤務に応じてくださいました。勤務中は利用者様の居室を早歩きで次々に訪室し、詰所やフロア内の至る所を整理整頓しまくる。時間外には着付けクラブの部長として、納涼会や新年会ではいつも職員の着付けを助けてくださいました。昼食はいつも色鮮やかなお手製弁当を持参されていました。
 看護師として、女性として、母親として、妻として、沢山教えていただきました。にこにこハウスの最年長看護師さんとして、まだまだ道を切り開いてくださると信じていましたが、あっという間に駆け抜けて逝ってしまわれました。最後はあまりにもいさぎよく、川島さん流に何もかも整理して・・・告別式に参列させていただき、あなたのパワーの源は冷たい水で顔を洗う事ではなく、「医療従事者としての使命感」だったと改めて感じました。私達にこにこハウスの職員は、「医療従事者としての使命感」のバトンを確かに受け継ぎましたので、ゆっくりとお休みください。
                                                                             河﨑 洋子

Aフロア職員からのお礼の言葉です。

 良子様のご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。
 仕事を愛し、家族や友を愛し、何事にもひたむきだった良子様と、一緒に働く事ができた事を、深く感謝申し上げます。私達は教えて頂いた事を大切に守ってまいります。
 良子様が神様の御許で安らかに憩われますよう心よりお祈りいたします。


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