人の後ろ姿。
そのことをハッキリ意識するようになったのは、四十代終わりころからのように思われる。
町中でふと眼に止めた、見知らぬ妙齢の女性や、中高年男性の後ろ姿。そこに、妙なエレジーがただよっている。
エレジーというのがおかしいなら、リリシズム、哀愁、寂寥感といってもいい。
ま、たいした違いはないけれど(笑)。
人の後ろ姿には、その人の過去が、長くながく影をひいている。
そういう後ろ姿を見て、ハッと虚を衝かれる。
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たぶん、1年半ぶりのAさんからの電話。
それがきっかけで、連休最終日の昨日、足利市内をカメラ散歩してきた。
8、9年つづいた「はぐれ雲」というアマチュアの写真集団は、わたしとAさんの出会いを発端にしてはじまったのである。最盛期には、17、8人のメンバーがいて、月1回の例会と、年1回の写真展をやっていた。会費、会則のない、ゆるやかな、ある意味でとても自由でアバウトな集団。「花・風景」派、スナップ派、私写真派、そしてたくさんの「初心者」集団という色合いをもっていた。
そのAさんと二人、じつに久しぶりの撮影行。
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自分がたてこもっている、ある意味でタコ壷のような日常生活から身をはがすつもりで、東京へ撮影行。東京スナップの続編である。
やっぱり浅草となった。クルマでいくなら新宿へ降り立つ。電車(新幹線)なら、上野、あるいは東京。そこから浅草はとても近い。
例年2、3回は仕事や私用で東京へ出かけている。
しかし、撮影目的で(・・・そのためだけに)東京へいくのは4年ぶり。
わたしは4歳歳をとり、手にするカメラが変り、そして浅草も、少し変わった。
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世の中ゴールデン・ウィークに突入している。
お天気がはっきりしないけれど、高速道路や観光地は行楽の人々でさぞや混雑していることだろう。わたしは今日まで仕事。何事もなければ、明日から4連休を予定。しかし、これという計画はまったくない。
東京へいこうかな・・・と考えてはいるけれど、それもお天気次第。
さて、けさは出がけにめずらしく、つぎの3枚のCDをバッグに入れてきた。
1.「フルート・ソナタ全集」J・S・バッハ
オーレル・ニコレ(フルート) クリスティアーヌ・ジャコテ(ハープシコード)
藤原真理(チェロ)
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